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「#ジャニーさんありがとう」も登場「被害者中傷」「不買運動」性加害報道から223日、事務所消滅で“過激ジャニオタ”の暴走

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.10.16 20:15FLASH編集部

「#ジャニーさんありがとう」も登場「被害者中傷」「不買運動」性加害報道から223日、事務所消滅で“過激ジャニオタ”の暴走

「ジャニーズ」の由来となった故・ジャニー喜多川氏

 

 10月17日に、ジャニーズ事務所は社名を「SMILE-UP.」に変更し、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題で浮かび上がった被害者たちへの補償業務に専念していくことになる。

 

 その前日の10月16日、X(旧Twitter)のトレンドには「#ジュリーさんありがとう」のハッシュタグが登場した。

 

 それまで、ジャニーズ事務所や関連会社の社長を務めていた藤島ジュリー景子氏への感謝を伝える内容だ。ハッシュタグとともに、このような投稿であふれていた。

 

 

《悔しいし辛いけど、何を言われようがファンは事務所を信じ応援し続けます!》

 

《嘘つきの嘘が暴かれて、おかしいものはおかしいといつか世の中が気づいた時、また戻ってきて欲しいなあ…》

 

《ジュリーさんや事務所に酷いことをされた!とか傷つけられたとか裏切られたとか思ってないよ! タレントやジュニアのためにいっぱい考えてくれたの伝わってる!本当にありがとうございます!》

 

 ほかにも「#ジャニーズ事務所ありがとう」というハッシュタグのほかに、「#ジャニーさんありがとう」というものまで作られて、このように投稿がされている。

 

《確かにジャニーさんはやってはいけない事をしたかもしれないけど、それでも私の生きがいを生んでくれたしそのおかげで人生に生きる意味ができて幸せに思えてる》

 

《ジャニーズを返せ》

 

《色々あったけど素敵なグループを沢山作ってくれたジャニーさんに感謝だよね。ジャニーさんがいなかったら私たちの今の推しには出会えてないからね》

 

 ジャニーズ事務所の社名変更まで至る発端は、英BBCの長編ドキュメンタリー『J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル』が、日本時間の2023年3月8日に放送されたことだった。

 

「ジャニー氏に性的虐待を受けた被害者を取材した同番組では、『これを我慢しないと売れない』と、被害者が周囲から言われた言葉なども紹介し、これまでの“疑惑”にさらに足を踏み込んだ内容でした」(社会部記者)

 

 それから223日後に、「ジャニーズ」という名称は、完全に消滅することになる。

 

 しかしこの間、ジャニーズ事務所への批判が一般社会で強まったのに対し、通称「ジャニオタ」と呼ばれる、所属タレントを応援してきたファンには、それに対抗しようとする姿勢が多く見られてきた。

 

 5月14日、ジャニーズ事務所の公式ホームページにジュリー氏が登場し、性加害問題についての見解を述べる動画がアップロードされた。そこで、「外部専門家による再発防止特別チーム」を設置することが発表されることになる。

 

 6月26日には「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が創設されたが、10月2日にジャニーズ事務所が開いた会見で、井ノ原快彦が「SNSなどで、被害にあわれた方々への誹謗や中傷が起こっています。本当にやめていただきたい」と発言したように、被害者への中傷が相次ぐ事態になっていた。

 

「これに対して『中傷をおこなっているのは一部のジャニオタだ』という声が高まったんです。実際に『当事者の会』は、誹謗中傷について、神奈川県警に名誉毀損容疑で告訴状を提出。受理されています」(前出・社会部記者)

 

 また、9月7日の会見で性加害問題をジャニーズ事務所が認め、謝罪した後、所属タレントを広告起用してきた企業が、今後の契約更新やCM放映などを自粛するようになると、SNS上のジャニオタには、こんな呼びかけをする者もいた。

 

「日本マクドナルド、サントリー、アサヒ飲料などの広告からジャニーズタレントが一掃されると、《切るって発表してした所は徹底して不買します》と、商品に対して“不買運動”をけしかけるような投稿が増えました。それは『現時点で起用なし』を明言した、NHKと『NHK紅白歌合戦』に対しても同じです」(同前)

 

 現在は、10月15日に元「ジャニーズアイランド」社長の滝沢秀明氏が率いる「TOBE」に加入した岸優太をはじめとする、「King&Prince」元メンバーたちのグループ「Number_i」に対して、ジャニオタたちが厳しい視線を向けている。

 

「これまで計13人の元ジャニーズ所属者が合流している『TOBE』ですが、移籍したタレントがもともと所属していたグループのファンたちが、怒り心頭の状況です。しかし、ジャニーズ事務所自身が『忖度・圧力』をもうやめようと言っているなかで、事務所移籍するのは自由のはず。それでも一部のジャニオタは納得ができないのでしょう」(芸能記者)

 

 溝が埋まらないまま、ジャニーズ事務所の諸問題は解決に向かっていくことになるのか――。

( SmartFLASH )

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