2024年「ブレイク必至の男性タレント」…呂布カルマ、旅行アナリスト・鳥海高太朗氏を抑えた1位は？

 

　2024年も残り1カ月足らず。広告代理店は、1年の締めくくりに奔走している。

 

「毎年12月は、クライアントに挨拶まわりをしますが、同時に来年のCM予算をもぎ取ろうと画策しています。その際に使われるのが、テレビスタッフや広告代理店社員が来年度注目するタレントをまとめた資料なんです」

 

　そう語るのは、大手広告代理店関係者だ。今回本誌は、各クライアントが今まさに注視している「2024年にブレイクする女性＆男性タレント」の資料を入手。上位にランクインしたタレントを、CMクリエイターやテレビスタッフ、広告代理店関係者らが寄せたコメントとともに紹介しよう。

 

【関連記事：50歳でついにブレイク「タモリものまね芸人」苦節23年を支えた専業主婦の妻に「感謝しかない」今日も倉庫でアルバイト】

 

　では、男性タレントを見てみよう。

 

　1位に選ばれたのは、タモリのものまねで人気急上昇中のジョニー志村。

 

「あのタモリさんのネタは絶品。禁じ手かもしれないけど、あのタモリさんをCMでも使ってみたい」。「今年50歳ということもあり、芸人の錦鯉さん同様に『遅咲き芸人』は好感を持たれやすいです」「ランキング5位のレッツゴーよしまささんとペアでものまねしていることが多いですが、年末年始の家族で視聴するバラエティ特番にぴったりでしょう。一気に露出を上げて2024年にブレイクするのではないでしょうか」。

 

　2位は、旅行アナリストの鳥海高太朗氏。

 

「旅行関係のコメンテーターといえばこの人。戦場カメラマンの渡部陽一さんもそうですが、専門知識を持った癒やし系の中高年は、キャラが被ることが少なく競争率も低い」「コロナ禍後というタイミングがバッチリ。2024年も情報番組を中心にコメンテーターとして重宝される人材です」。

 

　3位は、ジャーナリストの丸山ゴンザレス氏。『クレイジージャーニー』（TBS系）で、世界中の危険地帯を紹介していることでもお馴染み。

 

「もともと『クレイジージャーニー』に出演し、世界中の危険地帯に潜入することで有名になりました。最近はアングラネタなどYouTubeで発信していて、見た目のインパクトとトーク力に惹きつけられる人が多いのではないでしょうか。Abema番組など配信番組も合うと思います」。

 

　4位は、ラッパーの呂布カルマ。

 

「アンダーグラウンドの匂いのする風貌だが、シニカルなコメントには、テレビ関係者も注目している」「ACジャパンのCMは秀逸の出来栄え」。

 

　今回のランキングについて、芸能評論家の平田昇二氏はこう総括する。

 

「女性タレントは、いかにSNSをうまく活用しているかが、ランキングに影響していると感じますが、男性に関しては、コメンテータやラッパーなどジャンルに富んでおり、ほかと被らないキャラを持っている方が好まれている印象を受けます」

 

　テレビでの露出増＝売れっコという常識は、もはや通用しなくなっているのかもしれない。

( 週刊FLASH 2023年12月26日号 )