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累計3800万部…作者が明かす『キングダム』攻略法

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.04.19 11:00FLASH編集部

 

 マンガ家として充実の日々だが、4月19日公開の映画には「僕からお願いをして、脚本陣のひとりに加えていただきました」と、多忙さは極まる。

 

「監督をはじめとするスタッフさんたちが、へんに原作者に気を遣わないように、『自分が入ってみずから原作をいじったほうがよいのかな』と思いまして。

 

 結果、映画版『王都奪還編』には、コミックス以上のさまざまなメッセージをこめることができ、原作ファンの皆さんも、新たに楽しめる作りにできたのではないかと考えています」

 

 広く愛される作品は、現在連載13年が経過した。いったいどんな結びを迎えるのだろう。

 

「早く結末にたどり着きたいなと思って、いつも考えていますよ……(笑)。いま、43歳なのですが、50歳くらいには素敵な最終回が描けたらなと想像しています」


【映画『キングダム』攻略のための知られざるキーワード】

 

●誕生のきっかけは図書券
 原氏の連載デビューは30歳。それまではシステムエンジニアとして働くサラリーマンだった。会社から表彰を受けた際にもらった図書券で、歴史書『史記』を買い、『キングダム』誕生へとつながった

 

●師匠はあの巨匠
 本作の連載が決まってから、掲載が始まるまでのあいだ、『SLAM DUNK』や『バガボンド』の作者である井上雄彦氏のもとでアシスタントを務めた

 

●第1話の1ページめですでに結末が!
 武功を上げ、大将軍になることを夢見る信。彼の立身出世がなるかも見どころにしがちだが、本作は引っ張らない。連載初回の3コマめで、大将軍になった信が登場するのだ

 

●1巻〜3巻には2種類のカバーが存在した?
 連載開始10周年の記念で、ファンが歓喜した試み。2016年1月に印刷された単行本1巻〜3巻には、発売当時のカバー上に、現在のタッチで同じキャラを描いた、カバーよりわずかに小さいサイズの帯が巻かれている

 

●大軍勢の一人ひとりを描き分けている
作画にPCは使わず、20万人を超える軍勢がぶつかる合戦のカットも、すべて手作業でおこなうのが原氏のこだわり。迫力の源泉は描き手の熱意だ


(週刊FLASH 2019年4月30日号)

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