ジビエラーメンがブーム！（4）静岡編・シャムワニは「ぷるぷるな歯ごたえ」

クロコダイルラーメン

　2018年から、農林水産省がジビエ利用拡大のための施策を講じていることが一因となり、いま「ジビエラーメン」が秘かなブームとなっている。野生の旨味が凝縮された味が、人気の秘密だ。

　今回は、日本全国の人気ジビエラーメンから、静岡・河津の「体感型動物園 iZoo」で提供されている「クロコダイルラーメン」をご紹介する。

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　爬虫類・両生類に特化した動物園「体感型動物園 iZoo」。2012年の開園当初から、タイで養殖されたシャムワニを使ったラーメンを提供している。

「スープは醤油がベースで、ワニの骨から取った出汁を使っています。豚や鶏の骨とも魚介とも違う、独特で新鮮な味わいですね」（園長）

　トッピングはメンマ、ネギ、ゆで卵、海苔などスタンダードな具材で、ワニの風味を妨げないものが選ばれている。最大の特徴は、チャーシュー代わりに添えられているワニ肉だ。

「ワニの肉は、完全に血抜きがされているために臭みはまったくなく、しかもコラーゲンを大量に含んでいて、高たんぱく・低カロリーになっています。ぷるぷる感など、ほかの動物の肉にはない歯ごたえも魅力ですよ」（同前）

　飼育・展示されているワニたちを見たあとに、レストランでワニ骨のスープやワニの肉を味わう……。唯一無二の体験ができるだろう。

【SHOP DATA／体感型動物園 iZoo】
・ジビエの一杯／クロコダイルラーメン（1200円・税込み）
・住所／静岡県賀茂郡河津町浜406-2：伊豆急行線・河津駅から車で約5分
・営業時間／9時～17時
・休み／年中無休

取材＆文・A4studio

（週刊FLASH　2020年9月29日・10月6日号）