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読んでいないと嗤われる!累計1800万部『チェンソーマン』、“トンデモ展開”に潜む魅力

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.11.13 06:00 最終更新日:2022.11.13 06:00

読んでいないと嗤われる!累計1800万部『チェンソーマン』、“トンデモ展開”に潜む魅力

 

 顔と手足からチェンソーを出して、血みどろバトルを繰り広げる異色の主人公ーー。漫画『チェンソーマン』(作・藤本タツキ、集英社刊)が大ヒットしている。

 

 累計1800万部を超え、現在テレビアニメも放送中だ。

 

“第2の鬼滅”となりつつある本作だが、それにともない世間での「読んでないと嗤われる」圧が強まっているのも事実だ。そこで本誌は、全巻読破し、アニメも視聴しているというコラムニストの堺屋大地氏に各巻のあらすじをまとめてもらった。

 

 

 トンデモ展開が続く本作の魅力はいったいなんなのか。漫画解説者の南信長氏が語る。

 

「“どうかしている”ところですよ。とにかく人が死にますし、バトルは激しいし、キャラクターの性格もぶっ飛んでいます。残虐なシーンと、純情ラブコメみたいなシーンとのギャップも飽きさせません。世界観や物語は複雑でわかりづらいですが、逆にいえば考察のしがいがあるんです。ジャンプ作品にしてはダークな雰囲気で大人も楽しめます。まずは手に取ってください」

 

 あらすじだけでは、この“ぶっ飛び”具合は伝わらないが、1・2巻のあらすじをここに記そう。

 

1巻公安のデビルハンターに

 

 舞台は悪魔が跋扈する現代日本。犬のようなかわいらしい「チェンソーの悪魔」ポチタと貧乏生活を送っていた主人公・デンジ。多額の借金返済のために非公式でデビルハンターをしていたが、ヤクザに裏切られ死んでしまう。だが、ポチタが命と引き換えにデンジを「チェンソーの悪魔」(表紙)にした。そして公安対魔特異4課を取り仕切る美女・マキマ(10巻表紙)に拾われ、デンジは公安のデビルハンターになった。

 

2巻マキマに惚れ込むデンジ

 

 マキマに恋する青年・早川アキ(4巻表紙)の部隊に配属され、金髪美少女で天真爛漫な「血の魔人」パワー(表紙)とバディを組むデンジ。パワーの胸を揉ませてもらうという約束のため「コウモリの悪魔」を撃破し、パワーの飼い猫を救出。お礼にパワーの胸を揉むが、貧乳のため落胆。しかしマキマが胸を触らせてくれたうえ、人類の敵「銃の悪魔」を殺せばなんでも願いをかなえてあげると言われ、デンジはやる気に。

 

取材協力・堺屋大地

( 週刊FLASH 2022年11月22日号 )

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