総額200万円！ 「稀代の歌姫」本田美奈子．さんのアンコール衣装

本田美奈子．さんが実際に着用した衣装

　コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長・大崎潔氏が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!

大崎　本田美奈子.さんが実際に着用した衣装を初披露です。

写写丸（以下、写）　え、本当にステージで着ていた？

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大崎　彼女は1985年にデビュー。その年の12月に、日本武道館で初コンサートをおこないました。そのときのアンコールで着ていたものなんです。

写　当時のDVDを確認すると……うん、確かにこれですね。

大崎　少し照れた様子で、観客に「かわいい？」と聞くんですよ。彼女自身がこのドレスを気に入っていたんでしょう。翌1986年2月にリリースした『1986年のマリリン』のジャケットでも、このドレスの写真が使われています。

写　しかし、それがなぜ？

大崎　信頼できる関係者から譲っていただいたとしか言えませんが、紛れもなく本物です。ご存じのとおり、本田美奈子.さんは2005年に急性骨髄性白血病のため、38歳で亡くなりましたが、今も多くの人の記憶に残っています。私は、このような「稀代の歌姫」の功績を称える意味で公開しました。金額は、売買取引をするためのものではなく、彼女のネームバリューと、今でも応援しているファンの方々のお気持ちを尊重する観点から、あえて200万円とさせていただきます。

おおさききよし
1961年生まれ　株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔の昭和アイドルストーリー』（NACK5）など多数のラジオパーソナリティを務める

写真・梅基展央

( 週刊FLASH 2022年11月29日・12月6日合併号 )