フリーアナウンサーの「カトパン」こと加藤綾子(36)の結婚のニュースで、あるスーパーマーケットに注目が集まっている。彼女のハートを射止めたお相手が、全国に60店舗を構える中堅スーパーマーケットチェーン「ロピア」の御曹司である2代目社長だったからだ。
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この御曹司は4人きょうだいの三男。慶應義塾大学を卒業後、食品会社を経て、2013年に2代目社長に就任。就任から約8年で売上高を約4倍に押し上げたともいわれ、業界ではやり手と評されている。彼が経営するロピアは、精肉店からスタートしたということもあって、肉の質のよさが自慢。普通のスーパーではなかなかお目にかかれない「トモサンカク」「ザブトン」など、希少な牛肉の部位も揃う。
「品ぞろえが多く、野菜などはほかのスーパーより袋に入っている量が多い印象です。とくに国産牛のお肉は、お値段が安い。ステーキが食べたいときは、ロピアに買いに来ます(笑)」
よくロピアを利用するという埼玉県内の主婦はそう話すが、同時に困っていることもある、と指摘する。
「ロピアは、支払いが現金だけなんです。ほかより安いとはいえ、家族分の買い物をまとめてすると、1万円近くかかったりしますよね。クレジットカードが使えると、すごく助かるんですけど……。とくに新型コロナウイルスの問題が起きてからは、現金の受け渡しは避けたいという気持ちもあるので」
一部の店舗を除き、ロピアではクレジットカードなどが使えず、支払いは現金のみなのだ。別の女性客は、こんな失敗談を明かしてくれた。
「1年くらい前までは、支払いにPayPayが使えたんです。それが突然、取り扱い終了になって。知らずにレジに並んでいたら、持ち合わせが足りず、商品を戻したことがあります。恥ずかしかったですよ(笑)」
ロピアの現金払いについて、「いまどき、ちょっと珍しいですよね」と話すのは、キャッシュレス払いに詳しくポイントプログラムのポータルサイト「ポイ探」を運営する菊池崇人氏だ。
「最近、チェーン系スーパーの多くは、プリペイド式の電子マネーを導入しています。チャージ(入金)するとポイントが付与され、さらに払うときにもポイントがつく、という二重取りができます。『ぐるなび』が発表した調査では、コロナ問題以降、とくに50代の女性に『現金に触りたくない』と抵抗感を抱く方が多いとの結果でした。これは、よくスーパーで買い物をする層ですよね。いまは、コロナ対策をきちんとしているということが、お店のアピール材料にもなります。直接接触を避けたい時代の中で、現金払いしかないというのはお客さん目線ではないのかなという気はしますね」
クレジットカードやコード決済を導入しないのは、業者に支払う手数料を減らし、その分、価格を安くするためとされているが……。
「じつは現金を扱う場合も、お金を銀行に預けたり、レジ締めをしたりといった業務が発生します。そのため、コストは結構かかるんです。コンビニなどは、このコストを減らすためとレジ業務をスピーディにするために、キャッシュレス化を進めたいというのがあるようです。その意味でも現金払いだけというのは、今どきではないなと思いますね」(菊池氏)
主婦の仲間入りをはたしたカトパンも、便利に買い物ができるようにと願っているはず!