芸能界では、一度キャラがついてしまうと、払拭するのが難しいとか。10月23日放送の『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)にて、お笑い芸人のドランクドラゴン・鈴木拓が「毒舌キャラ」を卒業したいと語っていた。
「嫌われたくないんですよ。毒舌キャラって、ちょっと前でしょ? いまは、(ANZEN漫才の)みやぞんとか出てきて、いい人キャラでやらなきゃダメなんだなってわかってますから」
さらに、毒舌は「時代錯誤」であると断言。毒舌キャラとして大ブレイクを果たし、現在は多くの番組でMCを務める有吉弘行を引き合いに出す。
「毒舌、有吉さん、全然しないでしょ? だからもう、時代錯誤だからやめたい。仕事もなくなるし(笑)」
最近あった仕事では、毒舌を封印して臨んだという。とあるAKB48の冠番組収録現場でのことだった。
「目の前に、ファンの方々がいるんですよ。お客さん、100人くらい入って、やりづらいから、そのファンの方々も仲間に入れなきゃいけないので。『僕は、あなたがたの味方ですよ』って(笑)」
そこで、共演者から「スタッフは、毒舌でファンとやりあうのを期待しているのでは?」と聞かれ、こう返答していた。
「もしかしたら『あれ? 思ってたのと違う』って思ってるかも(笑)。それだと、仕事がなくなるから仲良くなりたい。だからいま、(毒舌キャラを卒業するかどうかの)人生の岐路だと思ってます」
今後、鈴木は毒舌キャラを卒業できるのか。キャラを失ったことで、仕事が減ってしまう可能性もあるが……。