11月25日放送の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)にて、お笑い芸人のオードリーのふたりが、「M-1グランプリ2008」に出場したときの思い出を語っていた。
この大会では、オードリーは準優勝。準決勝で敗退しながらも、決勝当日、大井競馬場で行われた敗者復活戦で勝利し、決勝にすべりこんだのが功を奏したと、若林正恭が言う。
「準決勝からそのまま決勝行ってたらさ、あの感じはできなかったでしょ? (すんなり決勝に進出して)イスに座って一点みつめて、自分の順番を待ってたら、ああいう弾け方じゃないと思うよね」
決勝の会場に着いてから、息をつくヒマもなく、「エレベーターに乗ってください」と言われ、舞台へ向かったとか。
なんでも、会場に到着したら、前の組のキングコングがネタを披露中だったと、当時を振り返る。
「そう。それで、上にせり上がりのやつ(舞台装置)に、『乗ってください、早く』って言われてだったもんね。スタジオ入って座らなかったもんね。スタジオに入った瞬間、『あれ? なんか空気違うな』って感じしたよな? シーンとしてたもんな。同じお笑いでも、違うもんだなって思った」(若林)
「そうね。けっこう敗者復活は大井競馬場だけお祭りみたいだもんね。イベントみたいな感じだったけど。緊張感あったね、スタジオの方は」(春日俊彰)
さらに、こうも語っていた。
「実質、M-1決勝の場に25分くらいしかいなかったんじゃないの?」(若林)
「そうじゃない? だってあれ、順番最後だもん。あんまり覚えてないね。番組出てたの、本当にケツの数十分くらいだよね」(春日)
準優勝だったオードリーは、この大会後、大ブレイクし、優勝したNONSTYLEよりも多くの番組に出ることとなった。25分だけしか番組に出ていないにもかかわらず大躍進で、まさにシンデレラストーリーといえるだろう。
今年のM-1グランプリでは、新たなシンデレラストーリーは生まれるだろうか?