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那須川天心×武尊「ドリームマッチ」が地上波放送なし…格闘家から疑問の声あがるも “PRIDEの二の舞” 感じる人も

スポーツ 投稿日:2022.06.01 16:50FLASH編集部

那須川天心×武尊「ドリームマッチ」が地上波放送なし…格闘家から疑問の声あがるも “PRIDEの二の舞” 感じる人も

左から那須川天心、榊原信行氏、武尊

 

 格闘技界が騒然としている。5月31日、フジテレビが、那須川天心×武尊のビッグマッチ「THE MATCH 2022」の放送見送りを発表したからだ。

 

 公式サイトでは、「主催者側との契約に至らず、フジテレビで放送しないことが決まりました」と発表されているのみで、具体的な理由は明らかになっていない。注目の「ドリームマッチ」だったが、波乱の展開となってしまった。

 

 

「フジテレビは明確な理由を明かしていませんが、原因とみられるのが『週刊ポスト』5月20日号の記事です。

 

 RIZIN代表で、今回の大会委員でもある榊原信行氏が、RIZIN関係者が暴力団と交際していることを認めた音声が流出し、データをめぐって金銭トラブルが起きていると報じられたのです。

 

 榊原氏は同誌次号で反論しており、RIZIN関係者と暴力団との関係を否定。第三者機関であるコンプライアンス委員会のチェックも入れた結果、清廉潔白だったと明かしています」(芸能記者)

 

 放送見送りを受け、榊原氏は31日に会見を開き、フジテレビの判断に「憤りを覚えます」と怒りを見せた。

 

 報道の影響があったのか聞かれると、「社内でいろいろな意見があったのだと思います。そのなかでやっぱり放送は難しいという空気感が出てきた」と語っている。「僕が退任することもやぶさかではない」と、フジ側に伝えているという。

 

 当事者である武尊は、31日、自身のツイッターで《この試合の意味を分かって欲しい。まだ諦めません。》と宣言。

 

 那須川も、6月1日にインスタグラムを更新。《俺は地上波で 格闘技を見てキックボクシングを始めた だから最後は絶対にテレビでやらないと恩返しが出来ない》とつづり、《この試合は沢山の子供達、未来のある人達、より多くの人に観てもらいたい それには地上波しか方法は無い もし地上波でやらないのであれば俺はもうやめてもいいと思ってる 最後なんだ これで終わりなんだ 頼む。》と胸の内を語っている。

 

 ネット上では、今回の発表に「PRIDEを思い出す」という声が多い。

 

《思い出すなぁ、格闘技ブームで盛り上がってたPRIDE、PRIDE武士道シリーズが「あれ?PRIDEって幻だったの?」って思う位突然消し去られた事を》

 

《なんで日本格闘技史に残るようなビッグマッチが控えてる月にまたPRIDEの二の舞に怯えなきゃいけないんだよ、頼むから勘弁してくれよ………》

 

《THE MATCH の地上波中止がRIZINの年末にも影響しそう。格闘技ファンとしてはPRIDEの二の舞はやめて欲しい…》

 

「たしかに、今回の『THE MATCH』放送取り消しは、2006年に格闘技イベント『PRIDE』の中継が中止された騒動と似ています。

 

 榊原氏が手がけた『PRIDE』も、当時反社関係の疑惑が報じられたのち、フジテレビが『重大な契約違反』を理由に突然中継を中止し、結果、PRIDEは2007年に終了しています」(同)

 

 榊原氏は会見で『RIZIN』にも影響が出るとの見方を示している。大会まで、あと19日。今後の展開に注目が集まっている。

 

( SmartFLASH )

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