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コロナ接触アプリ「COCOA」の経費は13億円…松野官房長官「それでも効果あった」に憤怒の声「ムダすぎる!」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.14 18:30 最終更新日:2022.09.14 18:33
9月13日、河野太郎デジタル大臣は、記者会見で新型コロナウイルス感染者との接触を通知するスマートフォンアプリ「COCOA(ココア)」の機能を停止する方針を明らかにした。
機能の停止時期は未定だが、新型コロナの全数把握の見直しにともない、アプリの必要性が薄れたと話した。
「COCOAは、スマホのブルートゥース機能を利用し、プライバシーを確保しながら新型コロナ陽性者と接触した可能性を通知する仕組みです。2020年6月に運用開始した際は、感染者を早期に発見し、クラスターを防ぐ切り札として期待が集まりました。
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ところが、2020年9月以降、アンドロイド版で通知できない不具合が発生。それなのに厚労省が問題を把握するまで約4カ月もかかり、厚労次官らが厳重注意処分を受ける事態が起きました。
ダウンロード数が低調なことから、当初から『費用対効果が不明』という指摘がありましたが、河野氏がデジタル担当大臣でなければ、そのまま継続し、無駄を垂れ流していた可能性もあります」(政治部記者)
同日、松野博一官房長官は、記者会見で「費用対効果」を問われ、こう答えた。
「令和2年(2020年)6月に運用開始してから、これまでの契約額は約13億円となっております。接触通知によって人々に行動変容を促すCOCOAについては、より多くの方々が利用することで機能が高まるという特性があります。
これまでに約4000万件ダウンロードされ、接触通知を送るのに必要な書類番号をCOCOAに登録した件数は約350万件。多くの方々に利用され、行動変容を促す効果が一定程度あったものと考えています」
「効果が一定程度あった」との説明に、ネット上では「ムダすぎる」と怒りの声が巻き起こった。
《何をどう言い訳しても、使えないアプリ 税金の無駄遣いとしか言いようがない 「一定程度」のために使う税金としては金額が大きすぎるのでは?》
《COCOAによって国民が行動変容を促されるとはとても思えない。本当のことを言ったらまた予算の無駄遣いを指摘されるので、やはり苦しまぎれの言い訳だろう》
《COCOA 13億の中抜きを追及して下さい このアプリ開発の失敗の責任は誰もとらないの? 当時の責任者をきちんと処分して欲しい》
河野デジタル大臣は、「COCOAのなにが悪かったのか総括する」とも述べた。徹底的に調査してもらわなければ、投じられた13億円もの税金は浮かばれない。
( SmartFLASH )