9月22日、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)が、東京都渋谷区の本部教会で記者会見を開き、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)などが生中継した。
会見には、旧統一教会が9月に設置した「教会改革推進本部」の勅使河原(てしがわら)秀行本部長と、顧問弁護士の福本修也(のぶや)氏が出席。今後、信者に過度な献金を求めないなど、教団の改革を進めると強調した。また、旧統一教会は、安倍晋三元首相の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者の母から、1億円以上の献金を受けていたことなどを認めた。
【関連記事:「誕生日」を迎えた安倍元首相 「身内」自民からも国葬批判が出る中、昭恵さんを慮る声が続々】
一連の会見のなかで、とくにSNSで話題となったのが、勅使河原氏の隣に座った福本弁護士だった。福本弁護士は、東大法学部卒。司法試験に合格後、東京地検検事、法務省局付検事などを歴任し、2000年に弁護士として開業した。法曹界では超エリートだ。
そんな福本弁護士だが、会見では腕組みしながら、イライラした様子で記者の質問を聞き、マイクを握れば記者を挑発するような回答をする様子で、注目を集めた。
《横の福本修也弁護士は冷静さを欠きキレ気味で話にならない》
《旧統一教会側の“福本修也”弁護士が腕組みをしたり 開き直ったり 態度が悪いですね》
《冷静さを欠いて逆ギレしてしまった旧統一教会の福本修也弁護士は完全に失敗。人選ミス》
《教団弁護士の福本修也氏というのは、記者を恫喝するのだな》
《統一教会(世界平和統一家庭連合)を改革するって意味で 改革推進本部を設置したろうに 勅使河原本部長も 福本修也弁護士も そうとう強気で これは誰得の会見だったのだろうか?と》
勅使河原本部長は、今回、「教会改革推進本部」を設置した意味について、こう強調した。
「今回、私達がやろうとしてるのは、なにか口先三寸でいまの急場をしのぐような、そういう意味ではなくて、本当の意味で、宗教として尊敬と信頼を受けるようなものに変わっていかないといけない、ということを真剣に議論した結果ですから」
だが、前参院議員でジャーナリストの有田芳生氏は、会見終了後、自身のTwitterにこうつづった。
《全編聞いて、徹頭徹尾ゴマカシと虚偽に満ちた内容なので,怒りが湧いてきました。名ばかり「改革」は何もできないでしょう。そもそも「万物復帰の教え」があるかぎり、被害者は生まれるのです》
今回の会見は、安倍元総理の銃撃事件後、3回め。世間の納得を得るにはまだ遠いようだ。
( SmartFLASH )