いよいよ秋本番!今もさまざまなニュースが世間を騒がせ続けている。そんななか、多くのスクープを報じてきた本誌記事のなかから、特に反響の大きかったニュースのその後を大追跡!
「細身の体型、シュッとした目の塩顔イケメンで、年齢のわりに若く見えて、とてもかっこいいと思います」
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そんな都内在住の30代女性・A子さんの声を紹介したのは、安倍晋三元首相の銃撃事件があった約2週間後のこと。A子さんのように、山上徹也容疑者のことを “アイドル視” する「山上ガールズ」が登場し、物議をかもした。
山上容疑者については、その後の報道で浮かび上がった不遇な生い立ちに同情が集まり、インターネット上でおこなわれている「山上徹也容疑者の減刑を求める署名」には、8600人以上が署名している(9月28日現在)。
A子さんも当時、このように山上容疑者に対する共感を語っていた。
「彼の家庭環境に問題がなければ、頭がよくて家族思いで、きっと希望の大学に入学して、今ごろ社会に出て世の中のために働いていたと思うんです。そして、まともに恋愛し、幸せな家庭を持っていたのではないかと。
たしかに、彼はやってはいけないことをやってしまったと思います。でも、旧統一教会を野放しにした結果が招いたことですよね。むしろ、多くの政治家が、そのいかがわしい団体に自ら関わっていた。
山上容疑者がやった事件は決して許されないことですが、全国民、全世界へ問題提起したのは非常に意味があると思います」
9月27日、安倍元首相の国葬にぶつける形で、銃撃事件をテーマにした映画『REVOLUTION+1』が緊急上映された。
監督は元日本赤軍メンバーだった足立正生氏。公開に対してはSNSなどで批判が殺到し、歌手の世良公則も《この異常な状態を許す それが今の日本 国・メディアは全力でこれに警鐘を鳴らすべき》と声をあげた。
一方、26日の「新宿ロフトプラスワン」(東京・新宿)、27日の「LOFT9 Shibuya」(東京・渋谷)での鑑賞チケットは即座に完売。27日には上映のあと、足立監督やゲストらによりトークイベントがおこなわれた。
「渋谷の会場は、観客のおよそ3割が女性で驚きました。年齢層は、40歳以上が多かったように思いますが、なかには若い女性もいました」(上映に参加した客)
女性の観客すべてが「山上ガールズ」ではないだろうが、男女を問わず同作が関心を集めていることはたしかなようだ。映画が公開される前の9月中旬、A子さんに同作について聞いた。
「彼がモデルの映画が公開されることはニュースで知りました。ふつうに観たいと思っています。ただ、私は彼を支援するつもりではありません。減刑についての署名には参加していませんし、今後もする予定はないですね」
山上容疑者が、裁判で自ら事件について語るのはまだ先のことだ。それまで、山上容疑者への幻想は、膨らみ続けるだろう。
( SmartFLASH )