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JR「最繁忙期」設定でGW・年末年始は最大600円上乗せ…SNSでは賛否渦巻く「密回避にプラス」「これは痛い」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.10.28 18:39 最終更新日:2022.10.28 18:44
10月26日、JR東海、西日本、四国、九州の4社は、新幹線を含む指定席特急料金について、2023年4月から新たな料金区分「最繁忙期」を設けると発表した。利用集中による混雑を緩和し、快適性や安全性の向上と列車運行の効率化が狙いだ。
4社の指定席特急料金は「通常期(530円)」「閑散期(330円)」「繁忙期(730円)」の3区分あり、自由席の特急料金に上乗せされている。
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新たに加える「最繁忙期(930円)」は、特に利用が多い年末年始(12月29、30日、2024年1月3、4日)と、ゴールデンウイーク(4月28日~5月7日)、お盆(8月10、11、13、16日)の計18日間。
閑散期と最繁忙期の料金差は600円。グリーン車でも同様にシーズン別料金を導入する。
「JR東日本、JR北海道は2022年4月に新設済みで、残るJR各社も追従する形となりました。最繁忙期にしか休めない人にとっては、実質200円の値上げ。一方で、閑散期が25日増えて108日となったため、休む日を選べる人にとっては、選択肢が増えたといえます。
ただ、問題なのは、JR各社によって最繁忙期・閑散期のスケジュールが違うこと。JR東日本は、ピーク期間全体を最繁忙期に指定していて、ゴールデンウィークは4月27日から5月6日すべてが最繁忙期です。西日本より1日前倒ししているため、4月27日は東日本で最繁忙期、西日本では閑散期となっています。JR各社のカレンダーを比較して確認した方がよいでしょう」(鉄道ライター)
JRの4社が「最繁忙期」料金を新設することが発表されると、SNSでは賛否両論が渦巻いた。
《最繁忙期に移動ばかりだからこれは痛い値上げ》
《混雑緩和が目的のようですが、やっぱり値上げはこたえますねぇ…》
《値上げの意味ではきついが密回避の意味ではプラスかなぁ》
《閑散期の設定日が拡大されていて、単なる値上げではなく、値下げの要素も強いなと感じました。これからは分散旅行ですね》
最繁忙期の設定日は、毎年見直すとのこと。2024年度からはJR各社で統一してほしいものだ。
( SmartFLASH )