社会・政治
島根県知事「マスクしない店は認証取り消し」発言に賛否「まともな感覚」「島根に旅行する気が失せる」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.03.02 15:53 最終更新日:2023.03.02 17:12
島根県・丸山達也知事の、マスク着用に関する発言が注目を集めている。
2月28日、丸山知事は、政府の方針に従い、3月13日以降は島根県内でもマスク着用を個人の判断に委ねるとしながら「(マスク着用は)自分が感染しないためだけでなく、他人に感染させないための有効な手段だ」と持論を展開。「これから起きることは政府が責任を負うだろう。戦略の誤りを戦術で修正はできず、戦略が正しいことを祈る」と述べ、政府の方針を暗に批判した。
【関連記事:マスク着用「個人の判断」に…専門家「外したい気持ちも理解できる」に猪瀬直樹は「エラそうな言い方」と憮然】
そして、飲食店でのマスク着用は各店舗の判断としたうえで、従業員がマスクを着用していない店舗は「制度の趣旨に合わない」として「島根県新型コロナ対策認証店」の認証を取り消す考えを明らかにした。認証店は島根県内に約1200店舗ある。
丸山知事といえば、政府の新型コロナウイルス対策について、常々、批判的な立場であることが知られている。
「丸山知事は2021年2月、『東京五輪聖火リレーの中止』で注目を集めましたが、それに付随して『東京都には五輪を開く資格がない』とまで発言しています。新型コロナの5類移行についても、2023年2月には『吹雪の中でコートを脱ごうとしている』と批判し、『私はマスク着用に効果がない、意味がないと言っている人の話は採用すべきでないと思う。聞くに値しないと私は思う。その瞬間に、私はその人のことを聞かない』とまで言い切りました。東京大学法学部から自治省(現総務省)に入り、2019年の知事選で当選というエリートですが、『バカでもわかる』など、何かと発言が問題になる人ではあります」(週刊誌記者)
知事の飲食店の認証取り消し発言について、SNSでは
《島根県の丸山知事は本当に当たり前のことを考えて実行しているだけなのになんでニュースになるんだ》
《こうやってきちんと声を上げてくれる、まともな感覚を持った知事がいてくれる事がどれだけ大事か。。。》
と、賛同する声もあるものの、圧倒的に多いのは批判的な意見だ。
《きっと2~3年前からアップデート出来てないんだな 島根県の施設や企業は、もう自己判断で「認証店」を返納すればいいと思う。ぶっちゃけそんなもの気にして店を利用したことない》
《島根県に、旅行する気が失せる! まだ当分、マスク無しで島根県には行けないな》
《日本から独立して「マスク強制」のマスク共和国をつくれば良いのに》
かつては新型コロナ感染者が少なかった島根県だが、2023年2月後半からは、都道府県別で人口あたりの感染者数が1位・2位という状況が続いており《結果を出せてない知事の言うことに説得力ないと思うわ》という声も。
厚生労働省はマスク着用について、これまで「屋外では原則不要、屋内では原則着用」としてきたが、3月13日以降は「個人の選択を尊重し個人の判断に委ねる」としている。ただし「病院や高齢者施設」「ラッシュ時の電車・バス」ではマスク着用を呼びかけている。上からのお仕着せではなく、個人の感覚が重要になる、ということだ。
( SmartFLASH )