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ガーシー元議員に逮捕状請求 本気を出した警視庁、ドバイ人脈の“手のひら返し”で「強制送還」秒読みへ

社会・政治 投稿日:2023.03.16 17:03FLASH編集部

ガーシー元議員に逮捕状請求 本気を出した警視庁、ドバイ人脈の“手のひら返し”で「強制送還」秒読みへ

22年12月にドバイから取材に応じたガーシー議員

 

 前参院議員のガーシーこと東谷義和氏に、ついに司法当局の手が及ぼうとしている。

 

 3月16日、各紙は、警視庁がガーシー氏に暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)容疑などで逮捕状を請求した、と報じた。YouTubeを通じて、複数の著名人を繰り返し脅迫してきたという容疑だ。

 

 ガーシー氏は、国会への欠席を続けたとして15日に除名処分が決定。国会議員が持つ、原則として国会会期中には逮捕されない「不逮捕特権」を失っている。まさにその翌日に逮捕状が請求されたというわけだ。

 

 

「ガーシー氏は、選挙前の“公約”どおり、議員になってから一度も国会に出席することはありませんでした。当然、参院では懲罰委員会が開かれ、2月下旬には『議場での陳謝』を科しましたが、ガーシー氏は帰国せず、謝罪動画を国会に提出。しかし、受け取りを拒否されました。その結果、もっとも重い除名処分という結果になったのです」(国会担当記者)

 

 ガーシー氏はこれまでも、帰国できない理由として「詐欺容疑で警察による捜査がおこなわれており、帰国すれば逮捕される恐れがある」「安倍さんのこと(銃撃事件)もあって、愉快犯を含めて、俺のことをなにかしようと思ってるヤツも出てくるやろうなって。ぶっちゃけ、めちゃくちゃ怖いです」と理由をあげてきた。

 

「警察による逮捕だけでなく、民事訴訟もおこされるでしょうし、ガーシー氏に恨みを持った人物も数多くいますからね。本人が怯えるのも無理はありません」(ドバイ関係者)

 

 不逮捕特権を失ったガーシー氏だが、日本はドバイと「犯罪人引渡し条約」を結んでおらず、逮捕状があっても、日本の警察がドバイにいるガーシー氏を逮捕することはできない。このままドバイでの“籠城”を続けるのだろうか。

 

「それも、いつまで持つかわかりません。これほど素早く逮捕状を請求したということは、警視庁も本気でしょう。警察庁を通じて国際刑事警察機構(ICPO)に働きかけ、国際手配をしたり、外務省を通じて旅券返納命令を出す予定だそうです。返納命令が出れば、旅券がいずれ失効し、不法滞在となり強制的に日本に送還されます。国際手配を受けて、ドバイ当局がガーシー氏の送還に動く可能性もあります。

 

 2017年に、アラブ首長国連邦の大臣を務めるアブダッラー氏が、当時、日本の外務大臣を務めていた岸田文雄現首相と会談しました。その際に、パスポート失効者の送還について2国間協議を進めていたともいわれており、ドバイが指名手配犯にとって安全だ、という神話は、過去のものになりつつあります」(前出・ドバイ関係者)

 

 現地の“お友達”も当てになりそうにない。

 

「一縷の望みは、ガーシー氏を裏で支える、いわゆる“ドバイ人脈”が、徹底的にガーシー氏を匿ってくれるかどうか。しかし、彼らは『旗色悪し』と見れば、すぐに手のひらを返しますよ。ドバイには、仮想通貨やマルチ商法などで財を成した日本人が複数、集まっており、それらを取りまとめるリーダー格の人物がいます。その人物が、ガーシー氏をドバイに呼んだといわれていますが、彼らはあくまで利益優先。逃げ回っているようでは、肝心の“暴露ネタ”も集まらないでしょうし、万事休すです」(前出・ドバイ関係者)

 

「ガーシー劇場」終幕へ、カウントダウンが始まった。

( SmartFLASH )

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