社会・政治
年金支給年齢62→64歳で大規模デモ…ひろゆき「フランスらしい」と称賛するも「日本では無理」と悲しみ広がる
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.03.19 17:09 最終更新日:2023.03.19 17:50
フランスのマクロン政権は、3月16日、年金の受給開始年齢を62歳から64歳に引き上げる改革法案について、国民議会(下院)の採決なしに成立させる憲法の特例規定を適用すると表明した。
財政健全化が狙いだが、この強硬手段に市民たちは猛反発。同日、パリのコンコルド広場では、大規模な抗議デモがおこなわれた。朝日新聞によると、夜になって参加者の一部が暴徒化しかけたため、警官隊が放水銃や催涙弾を発射する事態に発展したという。警察当局は同日午後11時半現在で、217人の身柄を拘束したそうだ。
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フランスに拠点を置くひろゆき氏も、この様子をTwitterでシェア。コンコルド広場で焚火をつけるデモ隊たちのニュースを取り上げ、《フランスらしい景色》と語っている。
このひろゆき氏のツイートには、デモが頻繁におこなわれるフランスと、日本を比較する声が寄せられている。
《日本じゃまず見ない光景》
《ここまででなくとも、日本でももっと庶民がアピールしないとなぁ》
《過激な行動は賛同できませんが、日本人は「仕方ない」という諦めでデモなど行動しないと、どんどん低所得者層が増えて苦しい生活を強いられることが明らかなので残念です》
「日本でも、岸田政権の財政改革に反対の声は多く、《#自民党に殺される》というハッシュタグがトレンド入りしたほど。
2022年4月、年金支給額が前年度比0.4%減になりました。引き下げは2年連続で、過去10年では、2014年(0.7%減)に次ぐ引き下げ幅となっています。2023年4月からはやや増額となりますが、物価上昇率に届いていないため、事実上の目減りです。
また、現在、20歳から59歳まで40年間となっている保険料の納付期間を5年延長し、20歳から64歳までの45年間にする案が検討されています。『負担増』は日本国民に重くのしかかっており、《これがフランスだったら暴動になる》という声は以前からネット上で見られています」(同)
デモが解決につながるとは限らないが、ひろゆき氏のツイートを見るに、日本の現状を悲しむ人は多いようだ。
( SmartFLASH )