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岸田首相「女性活躍できる社会」目指して企業視察するも参加者は男ばかり「オッサンしか写ってない」失笑あふれる

社会・政治 投稿日:2023.08.11 15:35FLASH編集部

岸田首相「女性活躍できる社会」目指して企業視察するも参加者は男ばかり「オッサンしか写ってない」失笑あふれる

 

 8月10日、岸田文雄首相は、富山市の電子機器メーカー「立山科学」を訪問。女性が働きやすい職場環境づくりに力を入れる同社の取り組みを視察した。

 

 同社は2018年度から「女性活躍推進プロジェクト」を開始し、経営陣を含めた管理職の意識改革を進めているという。社内で開かれた車座対話には、子育て支援や女性活躍の推進を意欲的に進める県内企業の経営者と従業員が出席。

 

 

 首相は、配偶者に扶養されているパート従業員らが働く時間を抑える「年収の壁」について触れ、「環境整備に努めなければならない」と説明。「子育てに優しく、女性が活躍できる社会づくりを進める必要がある」と語った。

 

 岸田政権は、6月13日、「女性版骨太の方針」を決定し、東京証券取引所のプライム市場に上場する企業で、2030年までに女性役員の比率を30%以上とする目標を掲げている。

 

 だが、岸田首相の視察を報じた共同通信の記事で、写真に写る視察メンバーは男性だけ。SNSでは、「女性活躍」を掲げながら、女性の存在がまったく見えてこない様子に失笑があがった。

 

《男ばかり…お笑いコントの一コマか?》

 

《女性活躍できる社会を考えるオッサン連中。すでに意味がわかってないオッサン会議ww》

 

《で、またしても全員オッサン、と》

 

 6月25日、栃木県日光市で開かれた先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合では、議長を務めた小倉将信女性活躍相を除く、各国と組織の代表9人全員が女性だった。

 

 米「TIME」誌は、小倉氏の横にずらりと女性が並ぶ集合写真を「気まずい記念撮影」と皮肉り、『G7女性活躍相会合に日本は男性大臣を派遣』との見出しで報道。SNSでは、《集合写真1枚で「この国は終わってるんだな」とわかるのすごい》と、このときも失笑があがっていた。

 

「世界経済フォーラム」が6月に発表した2023年版「男女平等度ランキング」では、日本は146カ国中125位。経済と政治分野の遅れが響き、2006年の発表開始以来、順位は最低だった。

 

 2003年6月、小泉内閣時代の男女共同参画推進本部で「指導的地位にある女性の比率を2020年に30%」を目標としたものの、20年経っても変わらない現実。岸田首相は、「2030年までに女性役員の比率を30%以上」とする目標を達成できるだろうか。

( SmartFLASH )

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