社会・政治社会・政治

「報道が真実を見えなくしている」宝塚初の女性演出家発言にヅカファンから苦言続出「お悔やみの言葉もなしか」「遺族の訴えも事実に反すると?」

社会・政治 投稿日:2023.11.20 19:15FLASH編集部

「報道が真実を見えなくしている」宝塚初の女性演出家発言にヅカファンから苦言続出「お悔やみの言葉もなしか」「遺族の訴えも事実に反すると?」

年内にも第三者委員会が設置されるという(写真・共同通信)

 

 11月14日におこなわれた宝塚歌劇団記者会見から約1週間。宙組劇団員の急死に「いじめやハラスメントはありませんでした」と釈明した劇団には、厳しい声が続々と寄せられている。

 

 そんななか、19日には、劇団初の女性演出家として1998年にデビューした植田景子氏が、自身のInstagramを更新。テレビ画面に「報道禍」という文字が載った画像とともに、一連の報道に対し、真っ向から苦言を呈した。

 

 

《報道が真実を見えなくしている。》

 

《私の周りにあるリアルではなく、メディアによって脚色された上部の虚構でしかない。事実でない事が、さも事実のように世の中に広がっていく怖さと、何も言えない無力感…。週刊誌が掲載した文言そのままに、事実に反する内容を、テレビや新聞が平気で報道している事に寒気がする。》

 

 事の経緯を振り返れば、9月30日、宙組所属の生徒・Aさんの遺体が自宅マンションの敷地内で発見された。発見時の状況から、警察は飛び降りの可能性が高いとみている。今年2月、『週刊文春』でAさんをめぐるいじめ疑惑が報じられ、上級生がヘアアイロンをAさんの額にあてて火傷を負わせたと報じていた。

 

 さらに10月には、Aさんが4人の上級生から稽古中に呼び出され、「下級生の不手際は、すべてお前の責任だ」「この嘘つきが!」などと罵られ、集団リンチのような状況に陥っていたと、同誌が報じている。

 

 劇団側の会見では、外部弁護士らによる調査報告書が読み上げられた。劇団員や関係者にヒアリングした限りでは「いじめやハラスメントは確認できなかった」という。だが、劇団員4人はヒアリングを辞退しており、理由を追及された劇団側は「ご容赦ください」と語るのみだった。

 

 また、ヘアアイロン事件に関し、劇団側は「劇団内では日常的にあること」「(ご遺族には)証拠となるものをお見せいただけるよう」と発言し、世間から猛批判を浴びている。

 

「植田氏のいう『事実に反する内容』の詳細はわかりません。ただ、立場が違えば見える景色も違うでしょう。すでに劇団を運営する阪急側が、近く調査委員会を立ち上げ、再調査する方針であることも報じられています。そんななか、劇団側の人間がこうした発信をするのは、タイミング的にも悪手としか言いようがありません」(芸能記者)

 

 一部ヅカファンからは《勇気ある発信》と称賛されているものの、批判的な見方をするファンも多いようだ。SNSでは、植田氏の発言への苦言が続々と寄せられている。

 

《植田景子先生のインスタに関しては、大変問題のある発信だと思います。ご遺族と劇団の主張が食い違っている状況において、対象を特定せずに、報道が「事実に反する」と断じている。》

 

《植田景子先生のインスタに感動している人が多くて心底絶望……。遺族の訴えも「事実に反する内容」と言ってるようなもんじゃないの?》

 

《植田景子先生まで遺族側の訴えを否定するとは…。心底見損ないました。》

 

《植田景子氏のインスタ。身内をかばいたいのは分かるけど、亡くなった生徒さんに対するお悔みの言葉も無しか。彼女も身内ではなかったの?》

 

 植田氏の考える「真実」とは一体ーー。

( SmartFLASH )

続きを見る

社会・政治一覧をもっと見る

社会・政治 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事