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「バカにしてますか?」塩村あやか参院議員が“プロレス芸”発言を謝罪…レスラー、新日からも強い抗議受け

社会・政治 投稿日:2023.11.24 17:13FLASH編集部

「バカにしてますか?」塩村あやか参院議員が“プロレス芸”発言を謝罪…レスラー、新日からも強い抗議受け

(写真・時事通信)

 

《酷いデマ。逆にどういう認知や流れでこんなデマやデマともいえない不思議な話を信じてツイートするようになるのか知りたい いつものことではありますが。 最早、アンチのプロレス芸》

 

 Xでのそんな発言が、大炎上しているのは立憲民主党の塩村あやか参院議員だ。11月23日、一般ユーザーが「塩村あやか」とタグをつけた上で、

 

《ホストクラブだけ売掛金を認めないのか? ホストクラブだけ価格に上限を設けるのか? 風俗への職業斡旋はダメだが、それ以外の職業への斡旋は良いのか? 言っていることが完全に職業差別だろ》

 

 

 と投稿。このポストに対して、塩村議員は冒頭のリプライで反論したのだ。しかし、プロレスを揶揄するようにも取れる「プロレス芸」という表現に、現役レスラーやファンたちから批判の声が殺到した。現役レスラーのTAKAみちのくは、《アンチのプロレス芸とは? プロレスバカにしてますか?》と怒りの引用リポスト。

 

 ブシロード代表取締役社長兼CEOで、「新日本プロレス」と女子プロレス団体「スターダム」のオーナー・木谷高明氏も塩村氏の発言を引用しつつ、《意味不明な言葉が使われています。訂正するか、削除するか速やかな対応をお願いします》と静かに怒りを見せた。

 

 また、ファンの1人は《引用元の方が貴女に対し職業差別と仰っていますが、その「アンチのプロレス芸」という言葉が正に職業差別なのでは? 酷いデマどころかご自身で答え合わせしているじゃないですか。公人が、しかも政治家である人間が一体どんな考えや認識でそんな言葉を使っているのですか? 説明を求めます》と投稿した。

 

 これらはあくまで一部で、多くのプロレス関係者やファンが塩村議員の発言に違和感を表明し、Xには「プロレス芸」「最早アンチのプロレス芸」がトレンド入りする事態となった。

 

 冒頭の投稿で「プロレス芸」という発言が炎上していることを悟った塩村議員は、24日の深夜にXを更新。

 

《プロレス芸はエンタメの世界ではよく使う言葉です。放送作家の会議ではよく出てました。お決まりですが、私とアンチ塩村のガチ芸。少し話題になっているようなので》

 

 と説明。しかし、現役の放送作家は、この使い方についてふさわしくないと語る。

 

「プロレス芸』という言い方は、一度もしたことがないですね。

 

 僕らの世界では、演者に、リアクションのためにネタを“食ってもらう”ことを『プロレス』と言うんですよ。一例をあげるなら、クイズ番組で解答者に答えを教えることはありませんが、どんなクイズが出るかは知っておいてもらおうよ、みたいな使い方ですね」

 

 多くの批判を受け、塩村議員は24日午後、《こちらでの「アンチのプロレス芸」という言葉は謝罪と撤回をさせて頂きます》の書き出しでXを更新。

 

《意味としては、「デマを拡散をしてSNSで炎上をして、私がそれに対抗をする」的なものが出来上がっており、SNSという会場で盛り上げ、エンターテインメント化しているという主旨でした》と説明し、自身も小中学校時代はよくプロレス観戦に行っていたことや、豊田真奈美選手のファンだったことを告白。

 

 改めて「プロレス芸」と言う言葉は、放送作家時代によく会議でも使われていた言葉で悪意はなかったとした上で、多くの意見に沿って、一度、プロレス会場に足を運ぶことを約束。最後に《本当に申し訳ありませんでした!》と謝罪した。

 

 また、塩村議員および立憲民主党宛に「発言の訂正もしくは撤回を求める」意見書を送付したことをXで明かした新日本プロレスに対しても、《まずは謝罪を申し上げます。入れ違いになってしまったようですが、14時18分に謝罪と撤回をさせて頂いております。もし、可能であれば、直接、説明とお詫びに伺わせて頂けないでしょうか。ご連絡させて頂きます。よろしくお願いします》と謝罪を投稿した。

 

 ここまでの炎上は、塩村議員に予想できなかったに違いない。

( SmartFLASH )

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