■「女性の問題」で明暗を分けた
このように「球場の外」でも話題になった選手や監督、コーチは非常に多かった。「女性の問題」で明暗を分けたのが、巨人の坂本勇人(34)と日本ハムの新庄剛志監督(50)だろう。
坂本は2022年中に何度もスキャンダルに見舞われた。6月15日には、『デイリー新潮』で女性への “噛みつきトラブル” が報じられている。
2018年2月、チームメイトと宮崎市内のキャバクラに行き、女性たちに「今日は(ホテルに)一緒に帰ろう」と言い寄ったが、断られたため、肩や太ももに噛みついたという。坂本は翌日に謝罪したが、女性1人が納得せず、最終的に550万円で手打ちになったと報じられている。
じつは本誌も、2017年、坂本の宇都宮の高級キャバクラでの暴言を報じている。坂本らを接客したキャバクラ嬢は当時、本誌の取材にこう答えている。
「VIPルームではフルーツのサービスがあるんですが、坂本さんは『頼んでないよ』と突き返す。彼は超オレ様キャラ。じつは昨年も来店したんですが、女のコたちは、『彼の横だけには座りたくない』と言ってますよ」
別の女性は、坂本の横に座ったが、ずっと “ゴキブリ” や “ブス” と呼ばれていたという。その女性は、当時、本誌の取材に「坂本さんに、『近くのホテルに泊まっているから来ない?』と誘われたんです。呆れて断わりましたよ!」と怒りを見せていた。
さらに坂本は、9月10日にも「文春オンライン」で、女性との間に “中絶トラブル” があったことを報じられた。記事内で坂本が送ったとする「おろすならおろすで早い方がいいやろ?」「おろしてくれるなら会うよ」などのメッセージは衝撃的で、ネット上ではかなりの大騒ぎとなった。
一方、女性に一途な一面を見せたのが新庄監督。6月2日、「FRIDAYデジタル」が熱愛デートを報じた。
5月下旬、羽田空港国際線ターミナルに現われた新庄の後ろには「金髪美女」の姿があった。ヤクルトとの交流戦に向けて移動日だったこの日、女性は、チームと別のホテルに新庄監督と一緒に宿泊し、神宮球場でも「球団招待券」を受け取って観戦していた、という。
この「金髪美女」は、2021年5月に本誌が新庄監督と “温泉デート旅行” に出かけたと報じた女性と一緒だ。当時、2人が向かったのは静岡県・修善寺。宿泊したのは、部屋には露天風呂がつき、平日でも1泊5万円は下らない高級宿だ。
東京へ帰る際は、運転手が走らせる高級車の後部座席に並んで座るなど、当時から親密さを伺わせていたが、交際継続で、新庄監督の “純愛” が際立った形だ。
■激怒コーチは猛批判
あまりの “怒気” が猛批判されたのは、中日一軍打撃コーチだった波留敏夫氏(52)だ。
6月12日の中日対日本ハムの交流戦で、前々日からの無得点が続くなか、5回表の攻撃を迎えた中日はベンチ前で円陣を組んだ。その際、波留コーチがマスクを外した状態で野手陣に「いつまで甘えてやってんねん。その気でやらんか、アホォ!」と大声で一喝した。
この様子は当日のテレビ中継でも放映され、視聴者も生々しい波留コーチの怒声を聞くことに。直後からネット上では、《波留コーチの円陣での恫喝、時代遅れだよな…》《えぇ…なにこれぇ…》と呆れる声があがったのだ。
結局、中日は貧打にあえぎ、セ・リーグの最下位に沈んだ。
「打撃陣を好調に導いた中村紀洋コーチを5月末に “降格” させてまで波留氏を抜擢したにもかかわらず、その後、チームの打撃が低迷したことで、波留氏の手腕を疑問視する声もありました」(スポーツライター)
こうした背景もあり、波留氏の退団が決定。去就が注目されていたが、“再就職先” は日本一に輝いたオリックスだった。将来的なレギュラーを期待される若手野手の底上げを目指し、波留氏にはおもに育成部門を任せるという――。
( SmartFLASH )