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高野連、ペッパーミル・ポーズに異例声明「不要なパフォーマンス慎んで」…SNSでは賛否沸騰

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.03.19 15:05 最終更新日:2023.03.19 15:05

高野連、ペッパーミル・ポーズに異例声明「不要なパフォーマンス慎んで」…SNSでは賛否沸騰

ペッパーミル・ポーズで盛り上がるベンチの東北ナイン(写真:日刊スポーツ/アフロ)

 

 センバツ高校野球で、東北高校(仙台市)の選手が見せたペッパーミル・パフォーマンスが、物議を醸している。

 

 現在開催中のWBCで、日本代表選手たちがコショウを挽くようなポーズを見せ、注目を集めた「ペッパーミル・パフォーマンス」。3月18日、甲子園で開催されたセンバツ高校野球で、東北高校の選手が相手のエラーで出塁した際、ベンチに向かって同じパフォーマンスをしたところ、審判から注意を受けた。

 

 

 試合後、東北の佐藤洋監督は「なぜ、子供たちが楽しんでいる野球を大人が止めるのか。ダメな理由を聞きたい」など、審判の対応に疑問を呈した。

 

 実際、審判の対応に対し、SNSでも議論が勃発。高野連に問い合わせが殺到したのか、「高校野球としては、不要なパフォーマンスやジェスチャーは、従来より慎むようお願いしてきた。試合を楽しみたいという選手の気持ちは理解できるが、プレーで楽しんでほしい」と、異例の声明を出す事態に発展している。

 

 SNSでは、「高野連の考え方は古い」と今回の対応を批判する声もあれば、相手のエラーに対するパフォーマンスだったことから「スポーツマンシップを知らないのか」と、高野連の判断を支持する声もあり、意見は真っ二つに割れている。

 

《部活動って意味で昔から高野連はこういう事にだけ厳しい。俺がやってた時はバッターの手袋さえ許して貰えてなかった。プロは良くても学生はダメ。プロは興行。学生は学び。もう考え方が古いって…。》

 

《相手のエラーで出塁したからダメってのも少しはわかるけど、相手に向けてやったなら兎も角自チームに向けてならいいと思うんだけど。それを言うなら相手のエラーでサヨナラ勝ちしても喜んじゃダメなのでは?高校野球はユニフォームまで規制があるしいろいろ厳しすぎ》

 

《相手への敬意と個人的には本家本元へのリスペクトも持ち合わせていた方が良いと思うんだけど…高野連は古い云々言う人もいるけど、高野連の指摘が正しいと思うよ。高校野球て野球だけ教えるんじゃないのよ、人としてもね、学ぶ事はあると思う》

 

《相手のエラーとかでペッパーミルやるとかレベルが低い。どんな教育してんだろう?スポーツマンシップとか知らないんだろうな。礼儀も勉強しようね。》

 

「ペッパーミルパフォーマンスは、カージナルスでプレーし、今回侍ジャパンに加わったラーズ・ヌートバー選手が広めたとされています。カージナルスでは、このパフォーマンスが球団のオリジナルとして定着しており、『粘り強くやる』といった意味が込められているそうです。

 

 東北高校の選手は、『毎日新聞』の取材に『WBCで(日本代表の選手が)やっていたので、みんなで盛り上がるためにやろうと話し合っていた』と語っています。それ自体は学生らしい楽しげな行動ですが、相手のエラーというタイミングが、議論を呼んでしまったようです」(スポーツライター)

 

 高野連のいう「不要なパフォーマンス」の定義があいまいなままだと、今後も議論は続きそうだ。

( SmartFLASH )

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