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「アキーノベンチ外」「ビシエド抹消」相次ぐトレンド入り「不振外国人」に堪えきかぬ立浪采配に中日ファンのストレス最高潮
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.12 18:57 最終更新日:2023.04.12 19:01
先のWBCで世界一に輝いた「侍ジャパン」に唯一、勝利したチームとしてSNS上をにぎわせたのも束の間。開幕から9試合で3カード連続の負け越しを喫し、現在、2勝7敗でセ・リーグ最下位に沈んでいる中日ドラゴンズ。
2022年までの深刻な貧打解消のため、オフシーズンには新外国人カリステや、出戻り復帰のアルモンテなど、外国人野手を複数、獲得。そのなかでも目玉とされていたのが、メジャー通算41本塁打の実績をひっさげて来日、オープン戦ではリーグトップの4本塁打を放つなど、4番候補と目されてきた新外国人のアリスティデス・アキーノ外野手だった。
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しかし、アキーノの成績は4月11日時点で、23打数3安打、3打点(本塁打は0)と期待を大きく下回っており、チームダントツの11三振と不振を極めている。中日自体のチーム打率は.219で、.177のヤクルトを上回るものの、打点は12(得点は13)、本塁打は1本と、2023年も貧打解消には程遠い現状だ。
そうしたなか、立浪和義監督は11日の広島戦で、アキーノをスタメンから外す非情采配を敢行。すると、SNSでは、「アキーノベンチ外」がトレンド入りした。
立浪監督の大ナタ、といえば聞こえはいいが、開幕からわずか9試合での、4番候補のベンチ降格に、
《アキーノベンチ外にするなら2軍の試合出して調整させろ 大金ドブに捨てたいんか?》
《意味不明すぎる MLBである程度実績あるんだから黙って使い続けろって 見切り早すぎ。今年で監督終わりかな》
《アキーノ使い続けられるかという立浪の我慢 vs 試合を見続けられるかというドラゴンズファンの我慢》
などと、アキーノを外した立浪監督の采配を疑問視する声があふれた。
しかし、そこまでして臨んだ11日の広島戦も、中日は1-4で敗戦。「スポーツ報知」の取材に応えた試合後の立浪監督は、アキーノの状態について
《今、なんて言うんですかね…迷いがある。迷いがあるのと、フォーム的にもう少し距離を取って打てるような形にしないと結果が安定して出ない》
と説明したが、この説明に対しても、コメント欄では、
《アキーノも今んとこ全くだけど、長距離砲としての可能性秘めてるし、ブランコやゲレーロだって始めは全然打てなかった》
《開幕してから迷いがあるから調整って(笑)キャンプやオープン戦何やってたんだ》
《与田監督の時、与田早くやめろ、立浪を早く監督にしろと言つていた人が多かったよね。与田監督は、地味だったけど最下位には、なりませんでしたよ。今はその時より悪くなってるよね。阿部、京田を出し、ドミニカまで行き自分で見て連れてきた外人が三振ばかり。チームメチャクチャにしてしまったのではないですか》
などと、辛らつな声が多くあがってしまっている。
外国人選手の起用について、かつて横浜DeNAで監督も務めたアレックス・ラミレス氏は、自身のYouTubeチャンネルで「いつも言っているが、いい状態になるまでには40~50打席は必要なんだ」と語っていたが、立浪監督はその声をどう聞くのか。
そんななか、立浪監督は新たに4月12日の試合前に、もうひとりの主力外国人、ダヤン・ビシエド内野手までも登録抹消。32打数9安打で打率.281ながら、打点0。得点圏では7打数無安打と、好機で結果を残せていない中軸を登録から外すという大胆な策に出た。おかげで、今度は「ビシエド抹消」がトレンド入りする結果に。
開幕したばかりなのに、不安要素ばかりが募っていく中日。他チームのファンより「打てない」ことには免疫があるとはいえ、そのストレスは限界寸前だ。
( SmartFLASH )