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サッカー日本代表“格下”2国相手に大勝もマネーゲームで「大敗」の舞台裏“本命”メッシは中国で試合出場

スポーツ 投稿日:2023.06.21 17:30FLASH編集部

サッカー日本代表“格下”2国相手に大勝もマネーゲームで「大敗」の舞台裏“本命”メッシは中国で試合出場

三笘はペルー戦で1ゴール1アシストの活躍を見せたが……(写真・つのだよしお/アフロ)

 

 6月のサッカー国際Aマッチデーで、日本代表はエルサルバドル代表に6-0、ペルー代表に4-1と連勝した。2試合とも、流れのなかから得点した場面も多く、永遠の課題である決定力が解消したと喜ぶサポーターも多かったという。

 

 しかし、この結果を素直に喜んでいいものなのか。

 

「国際Aマッチデーは、代表の強化につなげなければいけない試合です。結果的に見れば2試合とも大勝なので、好結果といえるかもしれません。でも、評価するにはあまりにも両国が弱すぎました。

 

 

 エルサルバドル代表は明らかな“格下”であり、しかも、開始早々に退場者を出したため、終始、一方的な日本ペースでした。ペルー代表も、カタールW杯には出場しましたが、南米の強豪であるアルゼンチン代表やブラジル代表と比べれば力は落ちるし、しかも世代交代の時期です。はっきり言って、この2試合は日本代表の強化にはつながっていません」(サッカーライター)

 

 6月は、欧州の各国リーグが終了し、マッチメークしやすい時期だ。そのタイミングで、なぜ日本は手ごたえのある相手と試合を組めなかったのか。

 

「日本も、強豪国とのマッチメークに動いてはいたんです。とくに2022年のカタールW杯王者、アルゼンチン代表がアジアツアーを企画していたので、交渉にあたっていたと聞いています。日本としては、メッシの残り少ない代表戦を開催したかったので、日本サッカー協会は、2022年6月にブラジル代表を招いておこなった試合同様、破格の高額である3億円の出場料を用意していました。

 

 しかし、アルゼンチン代表が要求したのは、その倍以上の金額だったそうです。結果、アルゼンチン代表は6月15日、北京でオーストラリア代表と、19日にジャカルタでインドネシア代表と試合をおこなっています。日本は、マネーゲームで、経済大国の中国や発展著しいインドネシアに負けたかたちです」(同前)

 

 ちなみに、なぜ北京でオーストラリア代表と試合が組まれたかというと、4月に改修された「北京工人体育場」のお披露目という名目があったためだ。もし中国代表が試合をするとなれば、世界王者には完敗必至。そのため、会場は提供するが、相手はオーストラリア代表となったということだ。16日、中国代表は別の会場で、格下のミャンマー代表と試合をおこなっている。

 

 なかには「日本は9月9日、敵地でドイツ代表との対戦が決まっており、格下ばかりを相手にしているわけではない」というサポーターがいるかもしれないが、これにはドイツの事情があった。2014年ブラジルW杯優勝後、ドイツ代表は低迷が続いている。しかも、カタールW杯では日本に屈辱的な逆転負けを喫した結果、2大会連続でグループリーグ敗退に追い込まれた。

 

 そのリベンジと、最近の不調からの脱却を国民にアピールしたいドイツサッカー連盟が、経費などすべてを負担し、日本を招待したということだ。次回のW杯では、悲願であるベスト8以上が目標の日本代表だが、今回のマッチメークでは大敗を喫したようだ。

( SmartFLASH )

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