セリーグでペナントレースで3位ながら、日本シリーズに出場した横浜DeNAベイスターズ。ソフトバンクに4勝2敗で敗れたものの、注目の快進撃となった。その立役者と言われるのが、アレックス・ラミレス監督だ。
11月6日放送の『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ系)にて、お笑い芸人の伊集院光が、このように語っていた。
「福岡ソフトバンクホークスはおめでとうございます。横浜DeNAベイスターズは、大健闘っていう感じかな。ラミレス監督は、株を上げたよね、すごいね。現役時代からデータ主義の人で。ピッチャーのクセとか、全部メモると」
さらに、状況に合わせて、様々なデータを組み合わせていたという。
「ドラゴンズの人から聞いたんだけど、ラミレス選手がすごいのは、『このキャッチャーとこのピッチャーの組み合わせでは、こういう配球』みたいなことまで書くし、自分のバッティングもツーストライク取られてから、まったくスタイルを変えるっていう、すごい超データ派だってことを知ってたから。ああ、監督になってもすごいんだなって」
現役時代には、王貞治の持っていた7年連続100打点超えの記録を破り、8年連続を達成。2000本安打も達成し、外国人としては初の名球会入りを果たしている。
選手としては申し分ない成績を残していたが、今年の日本シリーズに出場し、3連敗の土壇場から、本拠地・横浜スタジアムで2連勝。ついに監督としても華々しい成果を出した。
今年の3月には、bbcrixのインタビューで自身の采配について、次のように語っている。
「100%データ主義でやってしまったら、生身の人間ですから上手くいかないこともあるでしょう。自分の感覚としては70%がデータ、残りの30%がそのときのフィーリングです」
闇雲にデータを使うのではなく、状況に合わせる方法は、監督になっても健在。選手としては1流でも、指導者になると結果を残せないパターンもあるが、ラミレスにとっては杞憂だったようだ。