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ご級友が明かす「天皇陛下」好きなお菓子と好きなお酒

社会・政治 投稿日:2017.03.28 12:00FLASH編集部

ご級友が明かす「天皇陛下」好きなお菓子と好きなお酒

『コロンバンのアップルパイ』

 

「初等科のころは、週に1回ぐらい東宮御所に、お呼ばれしていました。おやつを出してくれるんですが、思い出すのはパンにバターと海苔の佃煮を塗ったトースト。これは美味しかった」

 

 こう語るのは、学習院初等科からのご級友の、ジャーナリストの橋本明氏。

 

「中等科のころには、沼津の御用邸で10日間、陛下とご一緒に過ごしたことがあります。朝昼晩、食事をともにしましたが、自分たちで釣ったアジなどの魚がおかずになったこともあります。

 

 僕は、陛下の弟君の常陸宮さまと寮で同室でした。あるとき、有名店の肉まんとあんまんを買って帰り、常陸宮さまに差し上げると、美味しそうに召し上がられた。でも、陛下はけっして手を出されなかった。陛下には、そういう用心深いところもおありでしたね」

 

 1952年、高等科3年生だった天皇陛下が、ご級友とお忍びで銀座方面を訪れたことがある。世にいう「銀ブラ」事件だ。橋本氏が続けてこう語る。

 

「銀座の喫茶店『花馬車』でコーヒーを飲みましたが、支配人が『ようこそ』と挨拶に出てきたので、私たちは、慌てて店を出ました。陛下が『宮内庁御用達の店がある』とおっしゃって、2軒めに入ったのが『コロンバン』。アップルパイと紅茶をいただきました。いずれも陛下の大好物です」

 

 学習院大学在学時以来、交流が深い元文相の島村宜伸氏は、陛下とウイスキーの思い出話をしてくれた。

 

「ご成婚後の'70~'80年代のことです。友人数名と東宮御所にお招きいただいたとき、美智子さまが『カティサーク』のいちばん安いランクのものを召し上がっておられたのです。侍従が言うには、『陛下がウイスキーを“からい”とおっしゃるから』とのこと。陛下がお飲みにならないので、美智子さまはあり合わせのもので我慢しておられたのです。

 

 そこで私は、次に伺った際に、サントリーの高級ウイスキー『ザ・ウイスキー』を持参しました。ストレートでおすすめすると、恐る恐る口にされた後、陛下は『からくない』と笑顔になって、大きめのグラスに2杯召し上がりました。妃殿下に『美智子、これは美味しいよ』とおっしゃると、美智子さまも2杯美味しそうに召し上がったんです。

 

 両陛下とも、お酒はたいへんお好きです。譲位されたら、ゆっくり美味しいお酒を飲んでいただきたいですね」

(週刊FLASH 2017年2月28日号)

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