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河相我聞、俳優人生の支えは「小田和正」の姿

エンタメ・アイドル 投稿日:2020.09.14 11:00FLASH編集部

河相我聞、俳優人生の支えは「小田和正」の姿

 

「焼きすぎないよう、さっと炙るくらいでいいんです。そしたら、この千切りのりんごをのせて、くるっと巻いて、かぶりつきます。……ああっ、旨い! 柔らかい肉の中にさっぱりしたりんごがいい感じで絡まっていく、この感じ。脳みそをバグらせてくれるような感覚ですね」

 

 

 好物に舌鼓を打つのは、俳優の河相我聞(45)。煙と客たちの弾んだ声で満たされた店内。テーブルは、ビールケースの上に板を置いただけのもの。飾りっ気は皆無だが、すこぶる居心地がいいーー東京・高田馬場にある「焼肉ホルモン 大笑」は、そんな店だ。

 

「3年ほど前、マネージャーに『どこか美味しい焼き肉屋さんない?』と聞いて、教えてもらったのがここです。店長さんとは、高校時代からのつき合いだそうです。

 

 マネージャーは以前、食肉に関わる仕事をしていたので、肉にはうるさいんですよ。道を歩いていても、『この匂いは和牛だな』とか『これは輸入もの』って、わかるくらいですから(笑)。

 

 ここの肉、本当に旨いんですよ。しかも安い。マネージャーいわく、都内でこれだけの肉をこの値段で出しているところは、ほかにないそうです」

 

 冒頭の「りんご」は、“ザブトン”( “ハネシタ” とも)と呼ばれる希少部位を使った、店主自慢の逸品だ。店主の西原在日さんは、元ラグビー日本代表として活躍後、2016年10月にこの店を開いた。出身地は大阪の鶴橋というから、まさに “本場の味” というわけだ。

 

「お客さんはラグビー関係の方たちが多いみたいで、やっぱり活気がありますよね。この雰囲気の中にいるのがまた、楽しいんですよ。

 

 自分はどっちかというと粗食で、ふだんは野菜ばっかり食べてますね。旅番組なんかだと、美味しいものをいっぱいいただけるじゃないですか。そのぶん、ふだんはあまりいいものを食べたいと思わないのかもしれない(笑)。

 

 こうやって肉を食べるのは、疲れたときというよりは、『これから頑張るぞ』と気合を入れたいとき。体力をつけたいってときですね。舞台をやっているときも、よく来ますよ。稽古のあととか、打ち上げとか」

 

 河相がこの世界に足を踏み入れて、もう35年になる。

 

「小学校3年のとき、不登校になっちゃって、児童劇団に入ったんです。母親が『学校行かないなら働け』と。

 

 最初は、『風雲!たけし城』かな。出演したんじゃなくて、裏方です。『このアトラクションは子供ができるのか、危険じゃないか』って、確かめるための実験台ですね。あとはエキストラばっかり。戦隊もので、悪役に追っかけられたり」

 

 転機となったのは、中学生のときに出演した『天までとどけ』(TBS系、1991年)。8シリーズも制作された人気ドラマで注目を集め、多くの青春ドラマにも出演した。

 

「『天まで~』のオーディションに、2時間遅刻したんですよ。あのときは劇団を辞めるつもりでしたから、いくらオーディションを受けても落ちてばっかりで。もう、高校進学のことも考えなきゃいけなかったし。

 

 でも、なぜかプロデューサーの方に気に入ってもらえて。まわりは大反対だったそうですけど、『コイツはおもしろいから』って。今の時代では考えられないですよね」

 

 歌手デビューも果たすほどの人気タレントになったが、私生活では、19歳のときに父親になっていた。1998年、そのことが発覚してマスコミを騒がせた。

 

「彼女とは16歳のときに知り合って、それからずっと一緒に暮らしていました。子供が生まれたのは嬉しかったけど、事務所から『CMの契約があるから発表できない』って言われていたんですよ」

 

 その後、入籍して次男をもうけるが、2011年に離婚。

 

「もともと彼女は、外で働きたかったんです。それが、若いうちに子供が生まれたし、僕も仕事で家にはあまりいられない。そんなことが重なっていったんですね。別れた今も、連絡は取ってますよ。子供たちも、よく彼女のところに行ってますからね」

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