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板東希、E-girlsから女優へ「自分のこだわりなんて全部捨てて、なんでも挑戦したい」

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.10.30 11:00FLASH編集部

板東希、E-girlsから女優へ「自分のこだわりなんて全部捨てて、なんでも挑戦したい」

ダンスホールのNo.1ダンサーを演じる

 

■初めて幽霊を演じて…

 

 彼女が出演しているSABU監督の最新作、映画『ダンシング・マリー』が11月5日に公開される。第18回アジアン映画祭で日本初の最優秀オリジナル映画賞を受賞するなど、海外でも大きな注目を集めているパラレル・ホラー作品だ。

 

「実は撮影は3年前だったんです。マリーという幽霊になってしまったダンサー役ですが、大きな役とかそういう気持ちはなかったです。幽霊役だし、喘息の演技もあったりと、初めての経験ばかりだったので面白そうだとしか思っていなかったです。

 

 でも、こうやってできあがった作品を見たら、みんなのキャラが、個性があってすごく愛おしく見えるというか。自然と感情移入できるほっこりした作品で驚きました。

 

 もちろん台本では読んでいましたが、自分が出ていたシーンしか知らなかったので。コメディっぽい部分も多いし、なにより石橋凌さんのアクションがめちゃくちゃカッコよかった。見ていて素直に驚いてばかりでした」

 

 愛する人を待ち続けて幽霊になってしまったダンサーのマリーを演じた坂東。ろう者の役ということもあり、手話にも挑戦した。

 

「手話は、気持ちをちゃんと伝えたいという思いを一生懸命に表現した感じです。手はもちろんですが、表情でも伝える感じ。セリフだと相手の人との間合いとかキャッチボールがあるんですが、そこが明確でないぶん、難しくて……。

 

 本番で緊張から忘れてしまうのが怖く、振り付けの一部のようにめちゃくちゃ練習して体に染みこませていきました。どんなことがあっても忘れないようにって。それは上手くいったんじゃないかな。

 

 そして演じていて気づいたのは、手話を使う方はきっと私たちより洞察力がするどいんじゃないかなと。絶対目を見て話しますし、些細なことを逃さないようにしているので。そういうことに気づけたのもよかったなと思いました。

 

 あと幽霊のメイクはめちゃくちゃ怖かったです(笑)。カラコンを初めて入れたり、血管を浮き出したメイクを施してくださったり。かなり完成度高いですよ。ちなみにメイク姿は記念に写真を撮りました。ここまでする映画のすごさを感じました」

 

 マリーはダンサーということもあり、華麗なグループダンスを披露する。これまでの経験が活かされた形になった。

 

「E-girlsは意外といろんな種類のダンスを踊っていたので、そんなに大変ではなかったんです。それよりも、彼女は一番人気のダンサーなのでセンターで踊っているのですが、そこに関してはちょっと考えました。

 

 なにか華みたいなものや圧倒的な存在感、自信を表情や振りから出したり……。私自身、センターで踊ることはあまりなかったので、いつもの自分とは違うと意識して踊りました。それが伝わっているといいんですが。

 

 それにしても、マリーはダンスの面では自分の才能の見せ方をきちんとわかっていたと思います。パラリンピックを見て思いましたが、健常者の想像以上にいろんなことを考えているみなさんは、本当に自分の才能を活かすのが上手。表現の仕方を含め、アイデアもたくさんあるんだと改めて感じました」

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