8月28日、3人の子供とともにフランスへ移住することを発表した女優・杏。
29日には、自身のInstagramで現地に到着したことを報告。《腰を据えて新しい生活、、、にはまだまだですが、ひとまずは無事到着しました!フランスでも、引き続き東京でも!面白いことができたら良いなーと思っております》などとつづっており、しばらくは、フランスと日本を行ったり来たりする生活を送るとされている。
【関連記事:手記には出てこない「阿川佐和子」夫が離婚するまでの修羅場】
父である俳優の渡辺謙をはじめ、杏の新生活を応援する声が寄せられているが、ネット上ではこんな声も。
《これ、子供はもう東出さんと会えなくなるってこと? 東出さんと子供には、ちゃんと同意取れてるのかしら》
「東出」とは、言うまでもなく、杏の子供たちの父親である俳優・東出昌大だ。ますます距離が遠のいていくことになる東出と子供たちだが、このような声が上がるのには、ワケがあるという。
「ここ最近、芸能界における“親権問題”が多く取りざたされています。日本の民法では、離婚したら父親か母親、どちらかの単独親権にしなければいけないと決まっています。そこで今、審議されているのが“共同親権”。自民党の新体制が固まり、安倍晋三元首相の国葬を終えた10月以降、新しい法務部会長の下で、引き続き制度の審議が続くとされています。
自分に親権が渡ったとき、“父親に合わせたくない”という母親も多いです。杏さんも、東出さんと子供たちとの面会に、快い思いはしていないことが報じられていました。
“共同親権派”の主張は、子供がどちらか一方の保護の下のみで暮らすのではなく、“両親から愛情を受けるべきだ”というもの。つまり杏さんの行動は、そういった立場の人からは、疑問の声が上がっているようです」(社会部記者)
最近、報じられた“親権問題”といえば、2019年12月に離婚した、あびる優と才賀紀左衛門の一件だろう。
「現在は長女・Aちゃんの親権をめぐって、互いに暴露合戦を繰り広げています。7月の『週刊文春』で、あびるさんは裁判で親権者は自分に変更されていることを告白。Aちゃんの引き渡しの際、才賀さんが『娘が泣いて嫌がっている』と引き渡しを拒否し、以降、1年以上 “違法連れ去り” の状態にあると、涙ながらに語りました。
一方で、才賀さんは『NEWSポストセブン』で反論に出ています。Aちゃんを引き渡さない理由について、『あびる側に虐待やネグレクトがあり、娘に母親のもとへ行きたくないという強い意志があった』などと説明しました。互いに着地点が見えず、一歩も譲らない状況です。
これも“共同親権派”の人たちから、あびるさんに会わせようとしない才賀さんの行動に批判が集まっています」(芸能記者)
国民全体に関係がある「共同親権問題」。今回の杏のように、元夫婦が違う国に住んでいる状況もある。元卓球選手の福原愛と、元夫である江宏傑氏は、似たような状況に身を置いている。
台湾のルールに則って、福原らは離婚時に、2人の子供について「共同親権」を所有している。しかし、7月に福原が長男を台湾から連れ帰った段階でトラブルが……。
「そもそも、7月に福原さんが子供を日本に連れて帰ってきた段階で、2人はかなり揉めていました。江さんがSNSで『福原が子供を連れたまま連絡が取れない』などと投稿。“連れ去り”ではないかと大騒ぎになりましたが、福原さん側は『江さんが子供を引き渡したが、多くの妨害があり、警察を呼んで処理してもらいました』と猛反論しています。
一方、江さんの事務所は、妨害はなかったとしつつ『福原が突然司法に訴えたことは、私を憂慮させるものだった』などと声明を出す、険悪な展開に。結果、現在は長女が江さんの下、長男が福原さんの下にいます」
親権をめぐる問題で、振り回されるのは子供たちだ。杏の場合も、子供にとってベストな選択であれば何よりだが……。
( SmartFLASH )