木村拓哉「信長まつり」で伊藤英明が“案内人”の前日譚　綾瀬はるかとのペア短刀プレゼント、「ベトコンラーメン」フィーバーも

 

　11月6日、岐阜市内で開催された『ぎふ信長まつり』は、木村拓哉（49）が織田信長役を務めた武者行列を見るために、沿道などに46万人が集まる大盛況になった。

 

「2023年1月公開の映画『レジェンド＆バタフライ』で信長を演じる木村さんですが、今回の登場が決まった背景には、共演者の伊藤英明さん（47）が過去に、信長役で武者行列に参加したことを木村さんに教えたことがきっかけでした。

 

【関連記事：木村拓哉「無料イベントに4万円の落札希望者」…信長まつりの “転売防止” にあった落とし穴】

 

　そこで、木村さんが映画の配給会社に相談し、配給会社から岐阜市に“逆オファー”があったそうです」（芸能担当記者）

 

　伊藤は岐阜市出身の“地元民”。前日の5日に岐阜に到着した木村を、さまざまなところへ案内したという。まず訪れたのは「世界三大刃物産地」としても有名な関市。

 

「（伊藤）英明さんから、2021年公開の映画『燃えよ剣』に出演した際に『撮影での練習用の刀を作ってほしい』とお声がけいただいたことが、最初のきっかけでした」

 

　こう語るのは、県関市の居合刀、居合道専門店「濃州堂」の五十嵐啓司社長だ。

 

「その後『レジェンド＆バタフライ』に出演すると英明さんから伺ったときに『主演の木村さんにも、練習用の刀を作ってほしい』と依頼があったんです。そこから、木村さんとの関係もスタートしました。

 

　英明さんが木村さんに『刀が実際にどうやって手作りされているか、知っておいたほうがいいよ』と声をかけたそうで、『信長まつり』で来られるタイミングで、うちの会社に訪問していただきました」（五十嵐社長）

 

　職人による刀作りの見学だけでなく、「居合道」の師範から、刀の握り方、振り方などのレクチャーを受ける場面もあったという。

 

「何人もの手によって、手作りされている様子を実際に見られて、木村さんは『すごいですね』と感動されていました。練習用の刀もこうやって作られている、と知ってもらえて、私としても嬉しかったです。

 

　この日、英明さんと相談して、プレゼントを渡したんです。映画で信長役を演じる木村さんと、その妻の濃姫役を演じる綾瀬はるかさんのそれぞれに、護身用の短刀を作りました。

 

　木村さんに渡すと『僕のだけでなく、綾瀬さんのもあるんですね。すばらしいです』と喜んでくれました。

 

　職人の数も年々、減少し、刀文化はこのままでは廃れかねません。木村さんのような注目度の高い方を通じて、興味を持っていただけたら嬉しいです」（五十嵐社長）

 

　伊藤に連れられて、木村が次に向かったのは、岐阜市内の「ベトコンラーメン香楽」だった。

 

　岐阜県や愛知県を中心に食べられている“ソウルフード”で、2022年1月、伊藤が自身のInstagramで、ベトコンラーメンを食べる様子の写真をアップしたところ、話題になったこともあった。

 

　ベトコンラーメン香楽の店主はこう話す。

 

「なんとなく『（店に）行くかも』という話は聞いていたのですが、2、3日前に正式に『行きます』と言われました。もう本当にカッコよくて、この世の人とは思えなかったです……（笑）」

 

　木村が食べたのは「味噌ベトコンラーメン」だったという。

 

「味噌ベースのスープにニンニク、ニラ、鷹の爪が入ったラーメンです。ほかにも皆さんで、餃子とか唐揚げとかも頼まれて、食べていましたよ」（店主）

 

　伊藤は小学生時代からこの店に通っており、岐阜に戻るたびに訪れるのだという。

 

　店内には伊藤はもちろん、佐藤隆太、三浦翔平、加藤あいなど、映画『THE LAST MESSAGE 海猿-UMIZARU-』で共演した面々のサインが飾られている。

 

　そしてカウンターの奥には「みそベトコン、最高でした」とつづられた、木村のサインも加わっていた。

 

「英明さんが『せっかくだから、サインは？』と持ちかけると、木村さんが書いてくれました。いまはありがたいことに、入店に30～40分待ちの“異常事態”になっています」（店主）

 

　ちょ、待てよ！　伊藤英明の“地元愛”がすごすぎる！

( SmartFLASH )