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『THEカラオケ☆バトル』覇者・松阪ゆうきが語る「歌うま」になる秘訣は「意外とモノマネが大事」ポイントは呼吸!

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.12.17 06:00FLASH編集部

『THEカラオケ☆バトル』覇者・松阪ゆうきが語る「歌うま」になる秘訣は「意外とモノマネが大事」ポイントは呼吸!

カラオケのコツを語る歌手の松阪ゆうき

 

『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)のメイン企画「サビだけカラオケ」や『THEカラオケ☆バトル』(テレビ東京系)に『バナナサンド』(TBS系)の「ハモり我慢ゲーム」などなど、テレビをつければ“カラオケ企画”が大全盛の昨今。画面の向こうで颯爽と歌う出演者たちを見て、うらやむ読者も多いはず。

 

「ちょっとしたコツに気を付けて努力すれば、誰でも“歌うま”になれます」

 

と語るのは、2015年に『ふるさと帰り』で演歌歌手としてメジャーデビューした歌謡・演歌歌手の松阪ゆうきだ。松阪は2017年に『THEカラオケ☆バトル』(テレビ東京系)で優勝した経験がある。

 

 

「それ以前には、『ものまねバトル☆CLUB』(日本テレビ系)に出演させていただこともあります。モノマネが得意なんですよ。歌唱力を向上させるには、意外とモノマネが大事なんです」

 

 とはいえ松阪は、武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科を卒業した本格派だ。

 

「もともとは歌手を目指していたわけではなく、音楽の先生になりたくて、音楽大学に入ったんです。声楽科で習う“歌”とは、いわゆるオペラなどクラシックがメインです。同じ声楽家のメンバーとカラオケに行っても、J‐POPをオペラ風に歌う友達がけっこう多いんですよ(笑)。おなかから声を出して、マイクなしでも響くような声なんですが、もちろんカラオケにはマイクがあるので、要らないわけです。でもこの切り替えが苦手な人もいます。

 

 もちろん、声楽科で学んだことは歌手としての活動にプラスだと思いますが、むしろ、友達を笑わせるためにやっていたモノマネが活きていると思います」

 

 松阪のモノマネレパートリーは、小林幸子や森山良子、武田鉄矢など30人を超える。

 

「進路に悩んでいたとき、声楽科の卒業旅行で、一発芸として和田アキ子さんの『あの鐘を鳴らすのはあなた』を歌ったら、先生から『君はこの道をすすめ』と言われたが経験あります。やはり、私はオペラじゃなくて日本語を歌うのが向いているのだな、と確信できました」

 

 松阪にとって歌手の原点とは、幼いころに祖父から聞かされた日本民謡だ。この日本民謡を学ぶうえで、モノマネが役立ったという。

 

「大学を卒業してからデビューするまでの下積み時代、スキルアップのために、あらためて日本民謡を習いにいったんです。民謡って、ほとんど楽譜がないんですよ。うまく歌うためには、師匠が歌うのを聞いて、ひたすら“モノマネ”するしかないんです。

 

 ですから、カラオケで上手く歌おうとする場合も、まずは本家のモノマネをしてみましょう」

 

 さらに、上手く聞こえるために大事なのは、呼吸のタイミングだという。

 

「大前提として、メロディをしっかり覚えておく必要があります。カラオケだと、採点モードなら音程が視覚的に表示されるので、それを目安にしっかり覚えることが大事です。

 

 また、当たり前ですが、息を吸って吐かないと、声を出すことができません。歌の途中で息が続かない人や、声量が小さくなってしまう人は、息を十分に吸ってなかったり、吸う回数が足りていなかったりするんです。

 

 そこで、歌の中でブレスの位置、つまり呼吸するタイミングをあらかじめ決めておきましょう。とくにあこがれる歌手の方がいるなら、原曲をよく聞いて、同じタイミングでブレスするのがおすすめです。そうすると、自然と歌自体も上手く聞こえてきます。ブレスするタイミングは、メロディの切れ目や言葉の切れ目など、曲によって意図的に設定されています。そこをまねるだけで、ワンランク上のカラオケになるはずです」

 

 日ごろからおこなうトレーニングも教えてくれた。

 

「ペットボトルに水を半分から3分の1程度いれて、ストローを差してブクブクと吹くんです。ストローに息を出そうとしても、ストローの長さや太さは固定されているし、水圧のせいで、出せる息の量が限られるんですよ。これを続けることで、一定の息を長く吐き続けることができるようになるし、肺活量も鍛えられるんです。さらに、口の周辺や喉の筋肉も鍛えられます。このあいだ、瀬川瑛子さんから、ご本にもされているとお聞きしましたよ」

 

 高音を出すのにもコツがあるという。

 

「喉を力ませないようにして、その歌手になったつもりで、まるで高音を出せているかのようにセルフイメージすることが大切です。実際、練習を続けて声帯を鍛えれば、高い音も出せるようになりますよ。理論上、声帯を伸ばせば高い音は出せますからね。逆に、低い音を出すのは練習しても難しいです。でも、楽しく歌うぶんにはキーを変えてしまうのがいちばんです」

 

 そんな松阪は、11月9日に7枚めのシングル『真実の愛』(徳間ジャパン)を発売した。

 

「こちらは比較的、カラオケでも歌いやすいかもしれませんね(笑)。テーマは『見えない愛こそ真実の愛』というものです。

 

 大切な人が亡くなった後の気持ちを表現した内容なのですが、長いコロナ禍のなかで生まれた曲です。会いたい人に会えない時間が続くなかで、たくさんの人たちに悲しい離別があったと思うんです。でも時間とともに、目には見えないけれど、その人がそばで見守ってくれているんだ、と思えるようになる日がきっと来るはずです。大切な人を亡くしてしまった方に寄り添えるよう、そんな思いを込めています」

 

 熱唱するには、ぴったりの1曲かも。

( SmartFLASH )

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