Creepy NutsがANN卒業…KingGnu井口、YOASOBIも音楽活動を優先させるなか、際立つ星野源の “ロングラン”

 

　1月16日深夜、HIPHOPユニットのCreepy Nutsが、『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』に出演し、3月いっぱいで卒業することを発表した。

 

　番組終盤、DJ松永が「『Creepy NutsのANN』、3月いっぱいで終了させていただくことになりました」と報告。理由については、「我々いろんなお仕事をさせていただくなかで、もうちょっと音楽の仕事にトライ＆エラーできる時間を作ろうと。ちょっとここいらで働き方みたいなのを見直してもいいかなっていうのを、オレとR（R-指定）で話し合って決断した」と語っている。

 

【関連記事：星野源の素晴らしすぎるスピーチ「居場所を作れ」の深い意味】

 

　R-指定も「ここ2～3年、音楽とこういう場所（＝ラジオ）があるっていうことがありがたいねんけど、ちょっと切り替えが難しくなってきていた」と心境を吐露。

 

　2018年4月から「ANN0」を続け、2022年4月からは「ANN」に昇格するなど上り調子だったことから、「音楽に丸々使いたいっていうところは、本来ミュージシャンとして純粋な思いやねんけど、あまりにありがたいので、引っ込めてやってきた」などと振り返った。

 

　SNSでは、番組終了を惜しむ声とともに、こんな声も。

 

《クリーピーYOASOBI井口さんみんな忙しすぎてラジオ終わるのに、星野源さん超人すぎやしないか》

 

《オードリー星野源コースだと勝手に思ってたから残念すぎる。バカ売れしきって生活が落ち着いたらまたラジオに戻ってほしいな》

 

《本当にラジオが好きな松永さんやRさんでさえ、レギュラーラジオと音楽活動の兼業はキツいからラジオは辞めるって選択をしたのに7年以上も演技や音楽活動をしながらラジオを続けてる星野源さん、マジでヤバいな...改めて思うけど、半端ないよ...》

 

　King Gnu・井口理は、2020年3月、1年間続けてきた『井口理のオールナイトニッポン0』を終了。卒業理由について、「自分の活動をもう一度見直したい。自分が本当にやりたいことや、自分が伸ばしたいところを伸ばす1年にしたい」と思いを語っている。

 

　YOASOBIは、2021年3月から『YOASOBIのオールナイトニッポンX』を担当していたが、2022年3月に終了。「音楽のスケジュールと生放送の折り合いがつかなくなってきた」と理由を明かしている。2022年2月以降のYOASOBIは、4人の直木賞作家とコラボするなど活躍が目立ち、スケジュールが厳しくなったのだろう。

 

「アーティストたちは売れれば売れるほど、時間の確保が難しくなるわけで、毎週深夜に生放送を続けるのは、多大な気力が必要です。どうしても、本業とラジオとの兼ね合いを考える瞬間が来てしまうのでしょう。

 

　一方、2016年から『星野源のオールナイトニッポン』を始めた星野さんは、現在まで約7年間にわたって番組を続けています。音楽だけでなく、俳優、文筆業など多方面で活躍する星野さんがやめない理由は、ひとえに “ラジオ愛” でしょう。

 

　中学・高校時代からラジオを聴き続け、常日頃から『ラジオのなかには自分の居場所があるような気がしていた』『ラジオを好きな気持ちは誰にも負けない』と公言してきました。

 

　歴代のANNパーソナリティでは、ナインティナインや笑福亭鶴光が長く担当していますが、音楽方面の人で最も長く放送が続いたのは、おそらく1988年から1999年まで11年間をやりとげた松任谷由実さんだと思われます。星野さんには、ぜひこの記録を破ってほしいですね」（芸能記者）

( SmartFLASH )