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38歳のお笑い芸人が東大合格! 元国税庁職員・さんきゅう倉田が本誌に語っていた「地獄の税務調査」現場

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.03.11 16:33FLASH編集部

38歳のお笑い芸人が東大合格! 元国税庁職員・さんきゅう倉田が本誌に語っていた「地獄の税務調査」現場

 

《1月に共通テストを受け、2月25日26日に東京大学を受験しました。先程、合格発表があって、合格しました。今はただ、喜びを噛みしめています。重畳だ。がんばって、よかった。》

 

 3月10日、自身のSNSで東京大学に合格したことを報告したのは、吉本興業所属のお笑い芸人で元国税庁職員のさんきゅう倉田(38)だ。SNSでは本名「倉田健一」宛ての合格通知を画像で公開し、文科二類教養学部に前期日程の一般選抜で合格したことを明かしている。

 

 

 SNSでも

 

《元国税職員の吉本芸人のさんきゅう倉田さんは、東大受験してたのか。しかも、東大に合格。すごすぎ……!!》

 

《さんきゅう倉田さん、東大合格?!  え、めっちゃすごくない?やばーい!!》

 

《18歳で合格するのもすごいのに38歳といったら教師や講師でもしてないかぎり普通学校の勉強なんて忘れてる。すごすぎる。 》

 

 など、驚きと彼を讃える声が上がっている。

 

 倉田は日本大学理工学部卒業後、国税庁に職員として勤務、その後、お笑い芸人に転身した異色の経歴の持ち主だ。本誌は2019年、確定申告提出の時期に彼を取材し、国税庁時代の話を聞いている。

 

 そこでは「現場で怒鳴られたり、手を出されたことは何度もありますよ。殴られて警察を呼ぶと、そこで税務調査が終ってしまうので、上司には『パンチは避けろ、バットも避けろ、日本刀は逃げろ』と言われました。嘘をつくほうが悪いだろうと思いましたが、嫌な仕事とは思いませんでした。楽しかったですね」と、かなりヤバそうな現場に思える当時を、懐かしそうに振り返ってくれた。

 

 逆恨みされることも多々あったと言い、こんなエピソードも。

 

「家族を従業員にしている会社は、働かない家族に生活費を渡しているような場合がけっこうあるので、よく調べるようにしていました。ある不動産会社の70代の社長が、年老いた母親を従業員にして、月に30万円の給与を支払っていました。社長は『母親に24時間体制で、マンションの掃除や住人の対応をしてもらっている』と答えたんですが、疑問に感じて母親に話を聞くと、仕事はしてないし、お金ももらってないと。その社長には申告し直してもらい、数百万円の追徴課税を支払っていただきました」

 

 ところが、これには後日談があり「社長が事務所に来て『(勤務地の)駅の近くにファーストフード店があるだろ。あそこで毎日、お前が帰るのを見てるんだよ。包丁で刺してやろうと思ってな』って。数日は気になって確認しましたが、実際には現れませんでした」とのこと。まるで恐喝のような言動を受けながら、“地獄の税務調査”をおこなっていたわけだ。

 

 当時、取材した記者は「非常にわかりやすい言葉で説明してくれた」と振り返る。

 

「確定申告提出の時期とあって、どこまでは経費として申告する必要があるか、など細かいことを聞きましたが、言葉を噛み砕いて、理解しやすく話してくれたので、非常に話がわかりやすかったです。淡々とした話しぶりでしたが、要点をわかりやすくまとめてくれるので、頭がよさそうな、聡明な印象を受けましたね」

 

 倉田は自身のSNSで、合格報告の後、配信サイト「note」に東大受験を決めた理由や勉強法などをまとめた有料記事を設定した。そのうえで

 

《合格までは自分と塾の力で来ることができました。あとほんの少しで東大に入学できます。どうか、みなさんのお力をお貸しください。入学金と1年分の授業料は合わせて81万円です。たくさん学んで、必ず知識と情報で還元します。みなさんの140円で東大へ行かせてください。》

 

 と、学費のカンパを呼びかけている。たしかに、芸人のいまの収入で学費を払うのは、たいへんそうだ……。

( SmartFLASH )

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