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『踊る大捜査線』脚本家と監督が「刑事もの」ドラマで間接対決! 往年のファンがSNSで大歓迎

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.19 21:30 最終更新日:2023.04.19 22:02

『踊る大捜査線』脚本家と監督が「刑事もの」ドラマで間接対決! 往年のファンがSNSで大歓迎

『踊る大捜査線』は織田裕二の主演で大人気を博し、スピンオフを含め7本の劇場版も制作された

 

 フジテレビ開局65周年特別企画として、4月10日よりスタートした木村拓哉主演の「月9」ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)。冷酷無比な白髪の刑事指導官・風間公親を木村拓哉が演じる同作は、初回の平均世帯視聴率が12.1%、17日放送の第2話が10.7%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)と、2話連続で視聴率2ケタ台の好発進となった。

 

 一方で、4月12日からサービスが開始された、dTVをリニューアルした新たな映像配信サービス「Lemino」の旗揚げ作品の目玉として、4月14日より独占配信がスタートしたのが、仲村トオル舘ひろしが出演するオリジナル作品『さらば、銃よ 警視庁特別銃装班』だ。

 

 

 同作の舞台は、「銃が蔓延し、治安が著しく悪化した日本」。従来の警察組織では犯罪を抑えられなくなった警視庁は、銃による犯罪を根絶すべく「特別銃装班」通称「SGU(Special Gun Unit)」を発足させる。銃や特殊車両、最新技術を駆使し、凶悪犯に立ち向かうSGUの班長・真木宗一を仲村トオル、SGU創始者の花田礼治を舘ひろしが演じる。ガンアクション、カーアクション満載の刑事アクションドラマとなっている。

 

 一見、なんの接点もないように思える2つの作品には、じつは大きな接点がある。『教場0』の脚本は君塚良一氏、『さらば、銃よ』で総監督を務めるのは、本広克行氏。これだけでピンと来る人もいるかもしれない。1990年代後半、織田裕二主演で大ヒットした刑事ドラマ『踊る大捜査線』を脚本・監督として手がけたコンビということだ。

 

 民放と動画配信サービスという土俵の違いこそあれど、『踊る~』の脚本家と監督が、同じクールに、形は違えど刑事ものを手がける形になったことで、くしくも実現した『踊る~』コンビの間接対決。『踊る~』ファンにはなんともアツい展開だが、両作品の、SNS上の両氏に対する反応を見てみると……。

 

 まず、第2話まで放送されている『風間公親-教場0-』の君塚氏については、

 

《第1話視聴。犯人役のキャスティングがよすぎる!! 脚本は踊る大走査線の君塚良一氏。君塚さんの警察モノは好きだなぁ。2話もたのしみです》

 

《流石?君塚良一さんだわ。車のナンバーが赤楚衛二君の誕生日って処、【踊捜】らしさが出ていて懐かしさが出た》

 

《これから警察官を目指す若者に敬礼の角度がなってないから始まる先輩警察官が完全に和久さんなんですよ君塚良一ワールドありがとうございます(踊る大捜査線早口オタク)》

 

などの声があがっている。君塚氏=『踊る大捜査線』のイメージを持っている人たちからは、おおむね歓迎されているようだ。

 

 一方の『さらば、銃よ 警視庁特別銃装班』の総監督・本広克行氏だが、本広氏は同番組の配信が開始する前にLeminoで配信された「配信スタート直前SP」に仲村トオルと出演し、こう語っている。

 

《『踊る大捜査線』(という作品)は、刑事ドラマのカウンターとしてつくったんです。銃も打たないし、逮捕もできない刑事さんって、たくさんいるんだよっていう。移動するんでも、タクシー乗ったら、ちゃんと領収書もらって、帰ったら、ちゃんと精算をするっていう警察を描いて、なぜかあれがすごいバズったというか、すごい盛り上がって大ヒットして。

 

 でも、僕らはじつはトオルさんたちがやってたようなガンアクション、カーアクション、舘さん出てきて、渡さんがヘリで出てきて、みたいのにすごい、あこがれてたんですよ。だから、今回はめちゃめちゃカッコいいのをつくればいいんだっていうので》

 

『踊る~』のイメージが強い本広監督が、今回、『西部警察』や『あぶない刑事』のようなものを目指したと語ったことで、驚く人も多いようだが、作品そのものについてはネット上で、

 

《『さらば銃よ』が話題になっていますが… あぶ刑事のタカとトオルを思わせる2人と『さらばあぶない刑事』を連想するタイトル。 と思っていたら、『踊る大捜査』シリーズの本広克行さんが総監督にビックリ》

 

《本広監督が作る警察物なんて、最高過ぎる! こんなハードなドラマは今はコンプライアンス厳しいから地上波では無理なんだろうな》

 

《さらば銃よ見た~本広監督だなー!!と思いましたイントロ最高。SGU覚えた》

 

など、こちらも高評価。視聴環境が限られるうえ、配信が開始されたばかりのため、意見そのものは多くないが、ファンからの歓迎ぶりは『教場0』と同じようだ。

 

 ただむしろ、地上波でも観られるため、君塚氏に関してはマイナスの声も……。たとえば、第2話の犯行現場が小学校だったことで、

 

《今時の学校には防犯カメラがあるだろうに(中略)さすが防犯カメラが今ほどあちこちになかった頃にチャラい脚本書いてた君塚良一》

 

《雑な刑事ドラマだなと観ていたら脚本があの君塚良一だった》

 

など、厳しい声もあがっている。

 

 いずれにしても、君塚氏、本広氏のコンビが、かつて『踊る大捜査線』で一世を風靡したのはまぎれもない事実。今回、まったく世界観の異なる刑事ドラマを手がける2人の間接対決は、ファンならずとも注目だ。

( SmartFLASH )

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