山田裕貴主演のドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(TBS系)第1話が4月21日に放送された。
本作は、都心へ向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープし、サバイバル生活を余儀なくされた乗客たちが、困難を前にどう生きるかを描くヒューマンエンターテインメント。
「ハコモノが人を抱えて未来に飛ぶ」という設定から、2002年にフジテレビ系で放送された『ロング・ラブレター~漂流教室~』を思い出した人も多かったようだ。
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「同ドラマは2005年に再放送されていますが、現在はフジテレビオンデマンドやTVerでも配信されていません。
常盤貴子と窪塚洋介が主演を務め、山下智久、山田孝之、大杉漣、水川あさみ、妻夫木聡、高畑淳子、香里奈、市原隼人と、いまでは信じられないほどの豪華俳優が勢ぞろいしている “神キャスティング” であることから、それを知った若い世代も興味津々。
リアルタイムで見ていた世代はもちろん、若い世代からも再放送や配信を希望する声が続出しているため、いまのタイミングで配信がスタートすれば、かなりの再生数を稼ぎそうです」(芸能ライター)
実は、楳図かずおによる原作漫画『漂流教室』が『週刊少年サンデー』に連載されていたのは50年も前。原作ではかなりグロい描写もあったが、現在でも通じる社会問題が描かれており、「もう一度読みたくなった」との声も。
「『漂流教室』では小学校そのものが未来に飛びましたが、『ペンディングトレイン』では車両のみと、生活環境はさらに過酷になります。前者では、食料の独り占め、病気になった人への迫害、派閥争いなど、この世界の闇が凝縮されていました。
いっぽう後者は、“サバイバルドラマとしては、深刻さが足りない” という指摘もありますが、ここからどう展開していくのか楽しみです」(前出・芸能ライター)
まだまだドラマは始まったばかり。『漂流教室』を覚えている人は、展開の違いに注目してみるのもいいだろう。
( SmartFLASH )