シェフの鳥羽周作氏との「W不倫」が発覚して、無期限謹慎中の広末涼子)。CM契約していた4社すべての広告も削除される事態になり、違約金は2億円とも3億円とも報じられている。
「その後の広末さんの動向はまったく伝わってきません。鳥羽さんと、広末さんの夫のCANDLE JUNE(キャンドル・ジュン)さんの舌戦が話題になり、そこに和田アキ子さんや茂木健一郎さんも加わって、場外戦ばかりがにぎやかになっています」(芸能ライター)
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アイドルとしてデビューした広末はこれまで、多くの写真集をリリース。どれも売れ行きは絶好調だった。
「1996年9月に発売された、初めての写真集『R』と『H』(ともに集英社)が大ヒットし、『ヒロスエブーム』を巻き起こしました。その後も『teens 1996-2000』(2000年・集英社)、『Happy 20th Birthday ヒロスエ、ハタチ。』(2000年・マガジンハウス)などの写真集を発売してきました。2022年12月には、22年ぶりとなる『C’est la Vie:hirosue ryoko shashinshu』(集英社)が話題になりました」(同前)
今回の不倫騒動を受けて、過去の写真集の価格に影響はあったのだろうか。アイドルグッズやお宝写真集などを扱う「荒魂書店」(東京都千代田区)に聞いた。
「もともと広末さんの写真集は、人気があり、よく売れています。入荷するとすぐに売れてしまうほどですが、ここ1、2年は『ヒロスエリバイバル』のような現象が起きていました。リアルタイムで広末さんを知らない若い方たちが買い求めていたんです」
なぜ「リバイバル」が起きたのだろうか。
「2019年にドラマ化・映画化された『コンフィデンスマンJP』シリーズに出演したことではないでしょうか。2020年に不倫が発覚した東出昌大さんが主役のひとりを務め、亡くなった竹内結子さんや三浦春馬さんも出演していました。その後も2021年2月に、デビューシングルを楽曲提供した竹内まりやさんとコラボレーションした『キミの笑顔』のYouTube配信があり、2022年は『ベストマザー賞』を受賞するなど、露出が増えたんです」(芸能ライター)
一方、オークションサイトでの売れ行きはどうだろう。「国内最大級のショッピング・オークション相場検索サイト」をうたう『aucfan(オークファン)』にも、多くの広末写真集が出品されている。
表示されている広末の写真集の売買データを見ると、乱高下が激しい。今回の騒動直後は50%以上も下がり、最近はそこから少し持ち直しているようだが、安値安定といった感じである。『R』と『H』の2冊セットは209円で落札されていたが、『C’est la Vie』は人気があるようで、定価3300円が2000円前後。未開封新品だとほぼ定価と同額。直筆サイン入りの商品には2万円の価格がついていた。
はたして、この不倫騒動はファン心理にどのような影響をもたらしたのだろうか。アイドル研究家の北川昌弘氏に聞いた。
「広末さんは、10代のころから清純派のアイドルとして人気でした。そのころに今回のような騒動があったら、ファンも反感を持つでしょうが、これまで何度か恋愛スキャンダルがありましたから、ファンは『またか』という気持ちが強いでしょう。『ファンをやめます』という反応を示す人はいないと思います。若い世代が広末さんに興味を持つのも、純粋にスキャンダルを抜きにして『1990年代のアイドルって、すごかったんだな』と感じているのだと思います」
過去のスキャンダルも、何度も乗り越えてきた広末。「C’est la Vie」とは「これが人生さ」という意味のフランス語だが、彼女も内心、そう思っているのだろうか。
( SmartFLASH )