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テレビ局内で性被害続々「高校時代にテレ朝トイレで」告発に「筆頭株主・朝日新聞も調査報道すべき」の声…NHK『ザ少年倶楽部』歴代Pは性加害「知らず」と報告

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.19 16:40 最終更新日:2023.10.19 16:50

テレビ局内で性被害続々「高校時代にテレ朝トイレで」告発に「筆頭株主・朝日新聞も調査報道すべき」の声…NHK『ザ少年倶楽部』歴代Pは性加害「知らず」と報告

事務所の会見を注視する志賀泰伸さん

 

 故ジャニー喜多川氏による性加害の告白が後を絶たない。アイドルグループ「忍者」の元メンバー志賀泰伸さん(55)が、故ジャニー喜多川氏から「テレビ朝日のプレハブ内のトイレで性被害にあった」とする告白証言を、10月18日、東京新聞が報じている。

 

「同紙によると、志賀さんは、1984年に15歳でジャニーズJr.に加わりました。東京・六本木にあったテレビ朝日の3階建てプレハブの3階『第1リハーサル室』で歌やダンスのレッスンを受けていて、休憩時間、3階トイレにいると、喜多川氏が入ってきて性加害を受けたというのです。

 

 

 プレハブには局の番組スタッフが出入りしていたほか、2階はジュニアのオーディションにも使われていたそうです」(週刊誌記者)

 

 さらに18歳までの3年間で、東京・原宿の合宿所などで30~40回被害にあったとも証言している。

 

 テレビ朝日広報部は同紙の取材に、文書で《当社施設内でジャニー氏の性加害があったかどうか、当時の音楽番組担当スタッフにヒアリングしたが、全く認識がないとのことだった》《プレハブは既に取り壊され、30年余り経過して関係者の多くが亡くなっており、第三者の調査は非常に難しいと考える》と回答したという。

 

 これに対して、あるテレ朝社員は「テレ朝は完全に腰がひけてますね。というのも、テレ朝はジャニーズ事務所とのコネクションが他の民放と比べて弱かったんです。そのため、事務所からの要望はほとんど応じて出演につなげてきました。それほど『便宜供与』がすごく、後ろ暗さがあるんだと思います」と言う。

 

 しかし、「関係者の多くが亡くなっている」という理由で、検証をおこなわないのはいかがなものだろうか。

 

 ジャーナリストの柴田優呼氏も、18日、「X」で東京新聞の記事を引用したうえで、《朝日新聞はこの疑惑を調査報道すべき。筆頭株主なのだから当然。30年前で関係者が死亡?当時の若手はまだピンピンしている。自らニュースとして報じたNHKに比べ、テレ朝のお粗末さが際立つ》と断じている。

 

 とはいえ、そのNHKもお粗末だ。10月18日の定例記者会見で、稲葉延雄会長は、音楽番組『ザ少年倶楽部』に出演を希望していた男性が、渋谷の放送センター内のトイレで性被害にあったとする証言について、「大変重く受け止めている」と言及したものの、「歴代の番組プロデューサーらに聞き取りをしたが性被害を知っている関係者はいなかった」とする局内調査結果を公表している。

 

 NHKの中堅職員がこう話す。

 

「調査に対して『知らなかった』と言われればそれまでですが、局内では『ザ少年倶楽部』について『聞きたくない番組名。早く終了してほしい』という声が多いので、局の調査にも後ろ向きなのかもしれません」

 

 再発防止を言うなら、まずは真相解明の徹底だろう。

( SmartFLASH )

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