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『光る君へ』秋山竜次を「くどい!」と一喝…妻役の中島亜梨沙は元タカラジェンヌ、大河は4度めの出演だった

エンタメ・アイドル 投稿日:2024.02.19 18:09FLASH編集部

『光る君へ』秋山竜次を「くどい!」と一喝…妻役の中島亜梨沙は元タカラジェンヌ、大河は4度めの出演だった

 

 2月18日に放送されたNHK大河ドラマ光る君へ』第7話に、女優中島亜梨沙が公卿・藤原実資の妻・桐子役で初登場した。

 

 今話では、藤原道長(柄本佑)や藤原公任(町田啓太)ら若者たちが、ポロに似た球技「打毬(だきゅう)」に参加。招待されたまひろ(吉高由里子)も見物に向かった。

 

 

 ところが、打毬が終わり、控室に入った男たちはいきなり女性の品評会を始める。まひろに対して「地味でつまらない」「あれは身分が低いからダメ」と言いたい放題。その言葉を裏で聞いてしまったまひろは、道長がくれた熱いラブレターを燃やしてしまう。

 

「『源氏物語』の『箒木』には、五月雨の晩、光源氏らが女性たちを好き勝手に言い合う『雨夜の品定め』という場面がありますが、今回のシーンはそれを彷彿とさせるものでした。源氏物語の創作過程を、上手にエピソード化したものでしょう」(テレビ担当記者)

 

 もうひとつ、史実をドラマと融合させた名シーンがあった。

 

「愛していた女御が亡くなり、やる気を失った花山天皇(本郷奏多)は、仕事を藤原義懐(高橋光臣)に丸投げします。大きな力を持つようになった義懐をいまいましく思っているのが、藤原実資(秋山竜次)です。

 

 実資は、庭で蹴毬をしながら『帝はいよいよおかしい』『義懐ごときを重用されるとは』などと妻の桐子に愚痴りますが、桐子は『毎日、毎日、くどいわよ』と一喝。

 

 その後も実資の愚痴は止まらず、右大臣についても文句を言い始めたため、桐子は『あなた、それ私に言わないで。日記に書きなさいよ。もう聞き飽きたから』と話すのです。

 

 実資は『日記には書かぬ。書くにも値しない!』と吐き捨てるのですが、この実資が残した日記『小右記』は全60巻を超える大作として残されました。

 

 道長の『この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば』という有名な歌も収録されており、記録の少ない平安時代の貴重な資料となっています」(同)

 

 一方、視聴者に受けたのは、実資を尻に敷きそうな桐子とのやり取りだ。「X」には、

 

《桐子さん(藤原実資の妻)よかった。。。声出して笑いました。(今ならあれがSNSになるんですかねぇ)》

 

《中島亜梨沙さん演じる桐子、やり取りが面白くてクスクス~ そしてお綺麗~ 十二単の衣装がお似合いよ~》

 

《中島亜梨沙さんも大河常連だよね、大きな役ではないけどいつも存在感を残される》

 

 などの声が寄せられた。

 

「桐子役を演じた中島亜梨沙さんは、元宝塚歌劇団で羽桜しずく(はざくらしずく)として活躍した娘役のスターです。2003年、89期生として入団し、2009年に退団。89期生は『華の89期』と言われ、明日海りおさんなどが同期となります。

 

 退団後はカナダに留学し、2011年から本名の中島亜梨沙で芸能活動を再開。ドラマ、映画、舞台など多方面で活躍しています。

 

 中島さんは、大河ドラマには『八重の桜』(2013年)、『真田丸』(2016年)、『どうする家康』(2023年)に出演しており、今作で4回めとなります。『真田丸』では、真田昌幸(草刈正雄)を翻弄する妖艶な吉野太夫を演じて話題になりました」(同)

 

 今期は大河のほかに、川栄李奈主演のドラマ『となりのナースエイド』(日本テレビ系)にも出演している。今後の活躍に注目だ。

( SmartFLASH )

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