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ジャンポケ「はぁ~い!」のギャグはこうして生まれた

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.05.20 16:00 最終更新日:2019.08.26 15:05

ジャンポケ「はぁ~い!」のギャグはこうして生まれた

 

 ジャングルポケットは、2006年に結成されたお笑いトリオ。


 暑苦しい表情で話し、最後に「は~い!」という掛け声とともに自らのトークを閉める斉藤慎二(36)、2015年にモデルの近藤千尋と結婚した太田博久(35)、天然キャラで「おたけサイコッチョー」というギャグを持つ、おたけ(36)の3人組だ。

 

 

 テレビでよく見る彼らは、漫才日本一を決める大会『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)や『キングオブコント』(TBS系)などの賞レースで優勝しているわけではない。彼らはどうやってテレビの人気者になったのか、そのルーツを聞いた。

 

――最初にテレビに出始めたきっかけはなんですか?

太田 僕らデビュー2年目で『コンバットⅡ』(フジテレビ系)いう若手芸人の番組をやらせてもらったんですけど、すぐに終わったんですよ。

 

 当時、若手の番組が終わったら、もうチャンスがもらえないと言われていたんですけど、運がいいことに、その後すぐに『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)に出させていただいたんです。

 

 そこで斉藤がくだらないことを熱く演じるコントをやったら、他のネタ番組からも呼んでもらえるようになりました。

 

――テレビの仕事が増えたきっかけは『レッドカーペット』だったんですね。

太田 でも、それで呼んでもらえたのはネタ番組だけでした。その後に『333トリオさん』(テレビ朝日系)という番組が始まって、すぐに斎藤が番組プロデューサーが同じ『ロンドンハーツ』のネット配信ドッキリに出たんです。それが1億回くらい再生されて、『ロンハー』の地上波にも呼んでもらえるようになりました。

 

斉藤 そこから『アメトーーク!』(テレビ朝日系)にも呼んでもらいましたね。

 

――「はぁ~い!」というギャグはどこで誕生したんですか?

太田 僕が『炎の体育会TV』(TBS系)の柔道企画に出てて、斉藤が僕への応援コメントを出したんです。そのときにスタッフさんから真面目なことを言ってくださいとお願いされて、斉藤もボケなしで「太田なら絶対に勝てると思います」と言ったんです。そのとき、終わりですという意味で「はい」って言ったら現場でウケたんです。

 

斉藤 そのときは、なんにもポーズをつけずに「はい」って言っただけだったんです。それを今田耕司さんと宮迫博之さんが「なんや、今の『はい』は?」って拾ってくれてたんですよ。それで、そのあとも何回か「はい」って言ったらウケたので使うようになりました。

 

――タレントさんのコメント終わりでデレクターさんがよく「はい。OKです」って言いますが、それを自分で「はい」って言って閉めたってことですね。

斉藤 その言葉に最近は反応してしまいますね。「はい、OK」とか言われるとディレクターさんが僕のギャグをマネしてるんじゃないかと。

 

太田 いやいや、それはないだろう。その言葉は何年前から使われてると思ってんだよ。

 

おたけ 元気な小学生の「はい! はい! はい!」って言うのは?

 

斉藤 うわ、いっぱいマネしてくれてるって(笑)。あと、深田恭子さんの東京ガスのCMで「はい!」って言ってますが、完全に僕のギャグですよね。

 

――そんなわけないでしょ(笑)。普通に「はい!」って言ってるだけだし、ポーズも全然違いますよ。

斉藤 いやいや、あれはそうですよ。さすがに1万円ぐらいはいただきたいですね。

 

太田 「はい」に著作権を主張するには、ありすぎる言葉だろ。

 

斉藤 前も深田恭子さんのCMでジョイマンさんのギャグをやってて、あれを指摘したらギャラをもらえたって聞いたんで。

 

――あのCMの「ナナナナ~」は振り付けから言い方まで、そのままジョイマンさんでしたから。

斉藤 でも「は~い!」は国民的なギャグになっているので。

 

太田 なってねぇわ! 甘いな、自分の査定が!

 

※ジャングルポケット単独ライブツアー2019「バレット」は6月9日の名古屋を皮切りに全国6カ所で。

 

取材・文/インタビューマン山下

 1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー・お笑い記者

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