高視聴率の日曜劇場『陸王』(TBS系)。本作が、連ドラ初出演となるのが阿川佐和子だ。出演理由を「TBSの目玉ドラマだった、池井戸潤さんの作品だったから」と話すのは芸能記者。
「制作陣が『サワコの朝』(TBS系)での仕切りや、大物ゲストからふだんは見せない一面を引き出している姿を見て『どうしても出てほしい』とオファーした。
ほかにもレギュラー番組があり、スケジュールがキツかったので、彼女は親しい倍賞千恵子に相談した。
すると『役所(広司)さんは器の大きい人だから、素人でも受けとめて教えてくれる。安心してまかせなさい』とアドバイスされたという。注目作だったこともあり、出演を決めたようだ」
現場の雰囲気もよく、とくに役所が阿川を非常に気遣っているという。
「撮影の合間に、役所が阿川に『そのままの演技で大丈夫!』などと声をかけて、コミュニケーションを取っている。(役所の妻を演じる)親友の檀ふみと3人でよく笑っており、和気あいあいの雰囲気で撮影は進んでいる」(同前)
気になる演技力の評価は?
「俳優として新鮮。全体を明るくしている」と話すのは、テレビドラマに詳しいコラムニストのペリー荻野さん。
「声がよく通ります! 『頑張って、四代目!』と、天下の役所広司を励ます声がいい。カラッとしていて、動きもキビキビ。小柄なのもいいです。
このところ、菜々緒や米倉涼子のような “大柄仁王立ち” 系女優の活躍が目立ちますが、意外にこういうおばちゃん俳優はいませんでした。ちなみに私は、小泉今日子も “小柄サバサバおばちゃん” 系女優の候補だと思います」
今後は、キョンキョンと役を争うなんてことも?
(週刊FLASH 2017年12月5日号)