12月11日、「この世で一番オモシロイ女性」を決める大会『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)が放送される。
優勝賞金は1000万円で、副賞は「日テレ100%券」。これは、好きな日本テレビの番組に、合計視聴率が100%になるまで出演できるというもの(1番組につき1回、有効期限は1年)。
プロ・アマ問わず出場できるため、この豪華な商品を目指して、636組が出場。予選を経て10組まで絞られたのだが、この過程では様々な問題が起こっていた。
かつて伝説的番組『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などに出演していたタレントの山田邦子が、今大会に出場する意志を見せていた。
しかし、予選参加直前に出場を辞退。その理由をブログで
「おととい予選参加の時は¥2000払ってくださいと言われ
まさか?と思いお金払って出るの?もしかしてこの番組、出演料あるの?と聞くと………優勝賞金のみです………と」
と、番組の出演料に関する認識が違っていたと説明。
説明不足に不信感を抱いたようで、このように綴っていた。
「ほほう?スポンサーついてるのに?審査員や司会者は、おそらくギャラがあるのに?ま、まあ、いいでしょう、じゃあ、あと芸人は誰が出るの??アマチュアや研究生です、と?え? 芸人は?まだわかりません、て。私の名前は、とっくに発表になっているのに?何じゃそりゃ」
また、その他のお笑い賞レースで実績を持つ芸人にはシード権があったことも不満だったようだ。この一件について、博多華丸・大吉の大吉はラジオで、「そりゃ『他の芸人が出られんのに、なんで私だけ一回戦から?』って、なるわね。邦子さん、すみませんでした。僕が謝るもんじゃないですけど」と、山田の主張に理解を示していた。
また、同じくお笑い芸人の友近も、大会出場にあたってトラブルに見舞われていた。優勝候補と見られていた友近だが、舞台に出る直前に、コントの小道具が揃わなかったため、無念の敗退となった。
衣装を着て舞台袖でスタンバイ中に、セットと小道具を確認したところ、揃っていなかったのだとか。
ラジオで語った本人のコメントによると、大会スタッフからは「小道具は使わないと聞いている」と言われてしまったそうだ。どうやら、主催の日テレに問題はなく、所属事務所が忘れていたらしいのだが、悔しさが残る結末となった。
「ネタをやっている女芸人がだいぶ少なくなってきましたし、そのなかでネタが好きでやっていたから、ちょっと意気込んで行っているわけですよ、こっちは。野球選手にバットがないとか、ミュージシャンにギターがないというのと一緒ですよ。
事前に届いていないということがわかれば、何かで代用してやろうかってなりますけど。私の出番が来ていて、訳がわからなくて対応できなかったという感じですよね」
何かとケチがついてしまい、お笑い関係者からも「そもそもお笑いを性別で分ける意味がわからない」と不評の大会だが、はたして当日は盛り上がるのだろうか。