7月8日、奈良市内での街頭演説中に銃撃され、亡くなった安倍晋三元首相。しかし、早くも “安倍叩き” が始まりつつあり、遺された昭恵夫人に心配の声が集まっている。
12日の葬儀で喪主を務めた昭恵夫人は、挨拶で「まだ夢を見ているようです。主人のおかげでいろいろなことを経験できた。すごく感謝しています。いつも私のことを守ってくれました」と、夫婦の思い出を振り返った。
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そして、「主人も政治家としてやり残したことはたくさんあったと思うが、本人なりの春夏秋冬を過ごして、最後、冬を迎えた。種をいっぱいまいているので、それが芽吹くことでしょう」と語ったと報道されている。
「葬儀では、昭恵夫人が安倍首相の遺体に頬ずりする場面もあったといいます。2人は政界きってのおしどり夫婦として知られてきましたから、昭恵夫人の悲しみは察するにあまりある。世間からどれだけ批判を浴びても、お互いに励まし合い、かばい合ってきたんです」(政治部記者)
愛する夫の突然の訃報にも、昭恵夫人には休む間もなかった。現地に向かって安倍元首相を看取り、自宅に戻ってからは党関係者や閣僚らの弔問に対応しなくてはいけない。増上寺での葬儀の段取り調整に加え、今後は国葬に関する相談も始まっていくだろう。
「ゆっくりと悼む時間さえ取れていないと思われる昭恵さんに、追い打ちをかけるかのように、早くも “安倍叩き” が再燃しているんです。
特に、安倍元首相の国葬をめぐり、『全額政府負担はおかしい』『森友学園の問題を解明してから』などと反対する声が多い。なかには、いきすぎた中傷も飛び交っている始末です」(同上)
ネット上では、過酷な状況にある昭恵夫人に、心配の声が多く寄せられている。
《国葬で批判やら中傷が遺族の方 特に愛する夫を失くされたばかりの昭恵さんには向けて欲しくはないな。そっとしておいて欲しい》
《昭恵夫人やご家族のことを思うと、もういたたまれない》
《ひと組の夫婦としてのあの2人に対しては本当に仲睦まじいベストカップルだと思っていたので、昭恵夫人の心痛を思うと気持ちが重くなるものがある》
昭恵夫人は、葬儀以降、無言を貫いて喪に服している。心痛はいかばかりか。
( SmartFLASH )