「皇族は若いうちに将来の伴侶を見つけたほうがいい」
かつて秋篠宮さま(51)はそう語られたという。長女・ 眞子さま(25)はその言葉どおりに恋を実らせたが、若き恋には苦難がつきもののようで。
九州北部の豪雨被害のため延期された眞子さまと小室圭さん(25)の婚約内定会見は9月3日に無事とり行われたが……。
「当初から懸念されていたのは、パラリーガルとして法律事務所に勤務しながら大学院に通う小室さんの収入や将来設計だ」(宮内庁関係者)
だが、心配はこれに留まらなかった。じつは、婚約内定予定というスクープが出た翌日、小室さんが一人で臨んだ5月17日の会見の裏では、こんな “事件” が起こっていた。
「会見当日、小室さんの自宅や勤務先にマスコミが殺到した。宮内庁は混乱を想定し、この日だけはタクシーで出社してもらえないかと前夜から小室さんに相談していた。だが、小室さんは『高額なので、タクシー代が出せません』と回答し、断わったという」(別の宮内庁関係者)
横浜の小室さんの自宅から都内の勤務先までは30km強で、タクシーを利用すれば1万円ほど。けっして安いとはいえないが、この日は特別な日だった。
「結局、電車移動してもらうわけにはいかず、宮内庁が用意した車で送迎することになった。天皇陛下の初孫と結婚する責任の重さを考えると、無理をしてでも用意する気概を見せてほしかったという声は少なくない」(同前)
悩みの種は尽きないが、秋篠宮家では、「本人の意思を尊重する」という教育方針が大切にされている。
「さまざまな報道があるが、秋篠宮さまは当人同士が決めた結婚だからと問題視なさっていない。だが、嫁がれた経験を持つ紀子さまの母心からすればご心配はあるだろう」(政府関係者)
皇室ジャーナリストの山下晋司氏は、「結婚されれば、元内親王だからといって特別なことはありません」と語る。
「降嫁される場合には、国はほとんど関与しません。結婚式の様式や費用分担は、両家の話し合いで決められるでしょうし、その後の生活も警備以外は一般の方と同じです」(山下氏)
今後の結婚生活に起こりうる出産や育児、親の介護といった出来事を、眞子さまは民間人として経験していく。そんなとき、眞子さまをいちばん近くで支えるのが小室さん。だからこそ、彼への心配の声が募ってしまうのである。
8月下旬、小室さんは自宅近くの書店で、料理本を品定めしていた。
「棚を熱心に見て回り、『月たった2万円のふたりごはん』という本を買っていました」(居合わせた客)
小室さんが倹約志向であることだけは安心していいようだ。
(週刊FLASH 2017年9月12日号)