11月5日に初来日したアメリカのドナルド・トランプ大統領。連日、一挙手一投足がメディアで報道され、日本中にトランプ旋風が巻き起こった。
そんななか、本誌記者は勝手にトランプ大統領に密着取材を敢行。トランプフィーバーに沸く現場で、大統領の姿を写真に収めるべく挑戦した。
まずは、安倍首相とゴルフを楽しんだ埼玉県川越市の「霞ヶ関カンツリー倶楽部」から。大統領はお昼前にここにヘリで来るという。
車で現場に向かうと、会場の5キロほど手前に警察官による検問が。ゴルフ場に近づくにつれ、警察官の数が増えてゆく。
事前に報道されたヘリの着陸訓練の場所まで到着すると、すでに100人以上の人だかり。なかにはユーチューバーや、自作のプラカードや日米国旗を持参する熱狂的なファンたちの姿も。
11時半頃、首相を乗せたヘリが到着。それから何機かヘリが来ては関係者をおろしていく。12時直前、爆音とともに大統領専用ヘリ「マリーン・ワン」が時間をおいて2機到着。観衆から大声援が上がった。
着陸したヘリまでは小川を挟んで200mほど。記者はヘリから降りる瞬間を捉えることには失敗したものの、レポーターの実況を頼りに、なんとかゴーカートに乗る大統領の姿を捉えることができた。
現場にいた高校3年の堀江開さん(17)は、ヘリから降りる瞬間のトランプ大統領の撮影に成功。画像を本誌に提供してくれた。
満足いく結果を得られなかった記者は意気消沈したものの、リベンジに燃える。トランプ大統領はゴルフを終え、ヘリで六本木へ。そして、19時半から、銀座の鉄板焼き店「うかい亭」で安倍首相と会食するという。
記者は銀座へ急ぐ。19時前、会場の「うかい亭」周辺に到着。空には報道ヘリが飛びかい、歩道には警官がずらり。立ち止まることも、店に近づくこともできない。
だが、店の道路向かいの公園には、トランプ大統領を一目見ようと50人ほどの人だかりができていた。記者もこの公園に潜り込み、大統領の到着を待つ。しばらくすると、大統領専用車を中心にした長い車列が到着した。
公園の野次馬は興奮し、それぞれがスマホでトランプ大統領を撮影しようと必死になっている。本誌記者も負けじとシャッターを切ると、ファインダーの中に一瞬、金髪の髪の毛が確認できた。
画像を確認すると、安倍首相とトランプ大統領のツーショットが1枚だけ写っているのがわかり、思わず「よしっ」と声が漏れる。その後のビールが格別に美味しく感じたのはいうまでもない。
公務を終え、横田基地から韓国へ出発したトランプ大統領。次回来日する際も、本誌記者は追いかけます!