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「森保ジャパン」支える専属シェフ「ハンバーグ抜きだと暴動になる」にSNSで拍手喝采「ストーリー最高だわ」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.11.15 15:22 最終更新日:2022.11.15 15:22
11月21日にカタールで開幕するFIFAワールドカップがいよいよ近づいてきた。11月14日の『報道ステーション』(テレビ朝日系)では、日本代表チーム専属シェフ、西芳照氏の特集が放送され、大きな反響があった。
放送では、西氏が提供する食事へのこだわりや、チームとの絆が紹介された。
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代表チームの宿泊先の条件が、選手の目の前で調理し提供できるホテルであること。試合3日前にはハンバーグ、2日前は銀だらの西京焼き、前日はウナギのかば焼きという “鉄板ローテーション” があるが、それを変えたところ「ハンバーグが出ないと暴動になります!」と選手からクレームが出たこと。試合後、森保一監督に「おめでとうございます」と言ったところ、仲間なんだから「おめでとう」じゃなくて「やったね」だろうと、怒られたことなどが明かされた。
「西さんは福島県出身で、東京で和食修業した後、懐石料理店の料理長を務めました。1997年、サッカーの大型トレーニング施設『Jヴィレッジ』のオープニングスタッフに募集して、採用されました。
『Jヴィレッジ』のレストランでアスリートのためのメニューを考案し続け、2004年に代表チームの専属シェフに就任。2006年のドイツ大会からW杯に同行しています。
今回はイスラム圏のカタールでの開催ですから、豚肉はもちろん、アルコールを含むみりんや日本酒も使えません。そのため、疲労回復効果のある食材としてウナギを活用するほか、カレーにはラム肉を使う予定だと報道されています。
選手の注文をなるべく聞くのがモットーで、たとえばロシアW杯では、西野朗監督の要望でゴマと山芋を持ちこんでいます。今回は、糖質補給の観点から、練習後などに甘酒を提供しているとJFAの公式インタビューで語っています」(サッカーライター)
西氏の特集が放送されると、SNSでは、
《西さん!ポジションは調理 12番目がサポーターなら0番目の戦士!食がなければ成り立たない!》
《西さんを見てると闘ってるのはピッチに立つ人間だけじゃないって改めて感じます。選手が表舞台で輝けるのはその裏で頑張ってる人達がいるからなんだよな?》
《報道ステーションでやっていた、サッカー日本代表シェフの西さんの特集で、泣いてしまった。「必要とされている」という事が如何に偉大であるかという事を知った》
《西芳照さんのストーリー、最高だわ》
と、シェフの奮闘ぶりを称える声が多数、投稿された。
西氏は、今大会が5度めのワールドカップとなるが、60歳という年齢もあり、帯同はこれが最後になるという。
日本代表、11月23日の初戦の相手は強豪ドイツ。27日はコスタリカ、そして12月1日のスペインと、強敵との試合が続く。試合後、チームとシェフが「やったね!」と喜び合えることを祈ろう。
( SmartFLASH )