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TBSは「選手」、テレ朝は呼び捨て…WBCで野球実況に “分水嶺” 斉藤一美アナの炎上で “委縮” するテレビ局
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.03.22 22:00 最終更新日:2023.03.27 14:29
14年ぶりの優勝という、最高の結果で終わることになった第5回WBC。侍JAPANが出場する試合は、地上波ではテレビ朝日とTBSが独占放送され、インターネットでは、アマゾンプライムビデオが生配信した。
地上波放送は平均世帯視聴率が40%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を超え、その関心の高さゆえに、各局の野球中継にも興味が集まった。
「もっとも話題を集めたのは、アマゾンプライムビデオで実況を担当した斉藤一美アナです。壮行試合の実況が『うるさい』『選手に失礼』と大炎上しました。
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文化放送の局アナとして “日本一やんちゃな野球中継” を自任していますが、ふだん斉藤アナの実況を耳にしたことがない視聴者が激怒したんです。批判を受けて以降、本戦では斉藤アナが “おとなしくなった” と評判です」(スポーツライター)
炎上を恐れて “おとなしくなった” のは民放も同じ。TBSで実況を務めた初田啓介アナの言葉遣いに、一部の視聴者が違和感を覚えたのだ。
「大谷 “選手” や吉田 “選手” のように、解説者と話す際、わざわざ “選手” という敬称をつけることが多かったんですよ。もちろん、プレーの最中は短く呼ぶためか、敬称を省くんですけど……。決勝戦のテレビ朝日は基本的にすべて呼び捨てだったので、なぜ違うのだろうと不思議で」(野球ファン)
もちろん、プロ野球中継では、通常、名前のあとに、わざわざ敬称をつけることはない。
「注目度の高さゆえ、視聴から多くのクレームが入るのは仕方ありません。少しでもていねいに実況しようという姿勢から、自然と “選手” と発することが多くなったのかもしれませんね」(スポーツライター)
テレビ局はのびのびプレーする選手たちを見習ってもいいのでは。
( SmartFLASH )