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DeNA超問題児バウアー、初ブルペン入りも…“暴行容疑” “ブチギレ遠投” の過去に「不安しかない」

スポーツ 投稿日:2023.04.07 19:40FLASH編集部

DeNA超問題児バウアー、初ブルペン入りも…“暴行容疑” “ブチギレ遠投” の過去に「不安しかない」

DeNAが3月に電撃的に獲得したバウアー(写真・アフロ)

 

 WBCの熱気が覚めやらぬまま、3月31日に開幕したセ・リーグ。横浜DeNAは開幕4連敗。その後、巨人を2試合完封したものの、昨季2位のDeNAにとって1998年以来のセ界制覇と日本一が今季の至上命題。そのための目玉戦力が、MLBからやってきた超大物投手、トレバー・バウアーだ。

 

「3月14日に電撃的に獲得が発表され、24日に入団会見をおこないました。4月から投げると考えられていましたが、練習中に右肩の張りを発症、調整していました。しかし、4月7日にブルペン入りしたので、いよいよマウンドに立つ日が近そうです」(スポーツ紙記者)

 

 

 バウアーは、2020年にサイ・ヤング賞を受賞したこともあるMLBの一流選手。過去にも鳴り物入りで来日した選手はいるが、1987年にヤクルト入りしたボブ・ホーナーら数人以外は、キャリアの晩年にさしかかった選手たちがほとんど。バウアーはまだ32歳と若く、大きな期待がかかっている。

 

「なぜ、そんな大物が来日できたかといえば、彼が “超問題児” だからです。2021年にバウアーはドジャースと大型契約を結びましたが、同年5月、ある女性から暴行容疑で訴えられました。その後、制限リストに入れられましたが、調査は延長が繰り返され、シーズンのほとんどを棒に振りました。

 

 そして、2022年4月29日から2シーズンに相当する324試合の出場停止処分が科せられました。のちに出場停止は194試合に軽減され、事件も証拠不十分で不起訴になりましたが、ダーティーなイメージは拭えず、今年1月にドジャースから解雇されたのです」(現地紙記者)

 

 その後も手をあげるMLBのチームは現れず、横浜が獲得に至った。

 

「実質、1年半投げていない不安があることは確かです。ただ、彼は非常に研究熱心で、謹慎中もトレーニングに明け暮れていました。大谷翔平が通っていることで有名になった『ドライブライン・ベースボール』にも通い続けていました。

 

 持ち球は150kmのフォーシーム、鋭く落ち曲がるカーブとチェンジアップと多くはありませんが、とくにカーブは日本人選手が見たことのないほどの鋭さで、手を焼くことは間違いない。しっかりローテーションを守ることができれば、15勝以上は確実です」(同)

 

 ただし、「実力は申し分ないが、やはり素行面で不安が残る」と現地紙記者は続ける。

 

「お騒がせは女性への暴行問題だけではないのです。インディアンス時代の2016年、ブルージェイズとのア・リーグチャンピオンシリーズで先発登板しましたが、趣味のドローンをいじって負傷した小指から大量出血したため、1回途中で降板。ワールドシリーズでも2度先発登板しましたが、そのケガの影響もあっていずれも敗戦投手になっています。

 

 さらに、2019年の7月には “ブチギレ遠投” 事件を起こしています。ロイヤルズ戦で先発したものの、早い回からめった打ちにあい、交代させられました。バウアーは交代を告げられると怒りを爆発させ、持っていたボールをバックスクリーンに大遠投。その後チームに謝罪しましたが、シーズン終了後にはレッズに放出されています。

 

 2020年オフにはFAの目玉として注目され、ドジャースとメッツの一騎打ちとなりました。バウアーのホームページには自身のサインが入ったメッツの帽子がアップされていました。メッツファンは、これでバウアーがやってくると思い、歓迎ムードでした。

 

 しかし、結局はドジャースと3年総額1億2000万ドル(当時のレートで107億円超)で合意しました。メッツを裏切る形となった彼は、メッツファンに謝罪するとともに、ニューヨークを拠点とするNPO団体4つに各1万ドルの寄付をすることになりました」

 

 米国では、すっかり “お騒がせ男” として定着しているバウアー。横浜で実力を発揮できるかは未知数だ。

 

「グラウンド内だけでなく、私生活でも球団がフォローする必要があると思います。従来の実力を発揮すれば、最多勝も間違いないのですから。しかし、彼を全面的にバックアップする能力が球団にあるのか、正直、不安しかありません」(前出・スポーツ紙記者)

 

 マウンドの上だけで暴れてほしいが……。

( SmartFLASH )

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