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水原一平容疑者「もうギャンブルやりません」宣言も「そんなん無理やろ」疑う声…保釈姿はさらにやつれて

スポーツ 投稿日:2024.04.13 14:25FLASH編集部

水原一平容疑者「もうギャンブルやりません」宣言も「そんなん無理やろ」疑う声…保釈姿はさらにやつれて

水原容疑者(写真:AP/アフロ)

 

 ドジャース大谷翔平選手の口座から1600万ドル以上(約24億5000万円)を不正送金したとして銀行詐欺の疑いで連邦検察に訴追された元通訳の水原一平容疑者。4月12日(日本時間13日)、ロサンゼルスにある連邦地裁に出廷。地裁は保釈保証金を2万5000ドル(382万5000円)に設定し、水原容疑者は保釈された。

 

 

 保釈金を支払うことに加え、パスポートを返納すること、カリフォルニア州中央地区を離れないこと、被害者である大谷選手にいっさい連絡しないこと、オンラインを含むいっさいのギャンブルをしないこと、さらに、ギャンブル依存症を克服するための更生プログラムを受けることなども条件となった。

 

 この日の手続きは15分ほどで終わり、当初予定されていた現場での取材対応は取りやめ。水原元通訳の弁護士マイケル・フリードマン氏が声明文を読み上げた。

 

「水原氏は大谷選手やドジャース、大リーグ、そして彼の家族に対して謝罪したいと申しております。また、法廷で述べたようにギャンブル依存症の治療を受けることも切望しています。水原氏は法的な手続きが進めば、さらにコメントを出す予定です」

 

 今後は5月9日(日本時間5月10日)、罪状認否に臨むことになる。

 

 水原容疑者は、いっさいのギャンブルをしないことを条件に保釈され、ギャンブル依存症を克服するための更生プログラムを受けることを切望しているものの、SNSでは、懐疑的な声があがっている。

 

《水原一平お兄ちゃんの保釈条件『今後賭博をしないこと』って、ギャンブル依存の人にそんなん無理やろ…ワイもギャンブル好きだから分かる。水原氏はまたギャンブルに手を出す。賭けてもいい》

 

《ギャンブル依存症の人がいかなる賭博もやらないって可能なの?それができるんなら、こんな犯罪を起こさないんじゃないの?》

 

《これは治療が辛いやつなのでは…》

 

 無理もない。スポーツ専門局「ESPN」が訴状の内容として伝えたところでは、水原容疑者が2021年12月から2024年1月までに賭けた回数は約1万9000回。1日あたり平均25回にのぼり、約218億円は勝っていながら、負けた金額は約280億円で収支はマイナス約62億円。

 

 また、「これが最後」としながら、10度も借金の限度額を上げてほしいという要求を重ねていたことも判明。結局やめられなかった依存症ぶりが露呈されている。

 

 大谷は同日、水原容疑者の裁判の手続きが進んだことについて、本拠地でのパドレス戦を前に「捜査当局の捜査に感謝します。個人的にはこの件についてはこれで一区切りとして、野球に集中したい」とコメントしたと、ロサンゼルス・タイムズが伝えている。

 

 そして、その言葉どおり、パドレス戦では4号ソロを放ち、松井秀喜の日本人歴代最多175号に並んだかと思えば、第3打席でも左翼線二塁打を放ち、日米通算1000安打に到達。

 

 水原容疑者が公の場に姿を見せるのは、韓国での開幕戦、ドジャース―パドレス戦がおこなわれた3月20日以来。上下黒のスーツにノーネクタイの白シャツ姿で保釈された水原容疑者は、そのときよりもさらにやつれているように見えた。

 

 今後もギャンブル依存症との戦いは続く。水原容疑者はここから更生することができるだろうか。

( SmartFLASH )

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