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イギリス309円、香港625円、オーストラリア354円…日本のガソリン代、実は安かった!
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.09.30 20:33 最終更新日:2022.09.30 23:09
9月28日、日本に寄せられる海外の反応を伝える『パンドラの憂鬱』というサイトが、『海外「日本は資源もないのに…」 今もガソリン価格が安定している日本に世界から羨望の声』という記事を掲載。
この記事はSNSで大量にリツイートされ、《日本のガソリン価格って世界的に見たら安い方だったのか…》と驚く声があがった。
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同記事では、日本在住のインフルエンサーSAMITTさんが投稿した、日本のガソリン価格の安さに焦点を当てた動画を紹介している。
日本では通常価格でレギュラー171円、ハイオク182円、軽油146円だが、少し前にSAMITTさんの両親がいるオーストラリアに戻ったところ、レギュラーで2.2ドル(約318円)、軽油が3ドル(約434円)だった。
SAMITTさんは「日本は資源もなく、輸入に頼っているのに、なぜこんなにも安く、安定しているのか」と疑問に思い調べた結果、石油元売り会社に対して政府が補助金を支給しているという事実が判明。「日本政府は非常によい仕事をしている」と評価しているという。
さらに同記事では、SAMITTさんの動画などに寄せられた海外からの反応を、円換算、リッター換算にして伝えている。
《最近になって309円に跳ね上がった!》(イギリス)
《今ここは世界一ガソリンが高い場所になってる。1リッター625円もするから。世界の平均価格の倍くらいだね》(香港)
《1リットル354円もする》(オーストラリア)
《277円を超えてたけど、最近は少し落ち着いて250円くらい》(ドイツ)
《レギュラーで320円、ハイオクで341円》(スイス)
たしかに、海外の反応を見ると、日本のガソリン価格が安いことに驚かされる。
「たしかに、日本政府は、ガソリンなど燃料価格の上昇を抑えるため、石油元売り会社に補助金を支給しています。1リットル168円を上回るぶんについて、35円までなら全額を、35円を超えたぶんはその半額を支給しています。
資源エネルギー庁の試算では、補助金がなければ、2022年5~9月までほぼすべての期間で200円台をつけていたことになります。この補助金は年末まで延長することが決まっていますが、2022年1月から12月までで累計3兆円に及びます。これまでは補助金サマサマでしたが、2023年以降も続けられるかは微妙なところです」(政治部記者)
資源エネルギー庁が発表した9月26日時点のレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットルあたり169円50銭で2週連続の値下がりとなった。このまま値下がりが続いてほしいものだ。
( SmartFLASH )