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総額7万円!いまは販売されていない粉末ジュースの元祖「渡辺ジュースの素」
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2023.01.15 06:00 最終更新日:2023.01.15 06:00
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長・大崎潔氏が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!
大崎 ホホイのホイ~ともう一杯、渡辺のジュースの素です、もう一杯♪
写写丸(以下、写) それ、なんの歌ですか?
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大崎 「渡辺ジュースの素」のCMソングですよ。喜劇王エノケンが歌ってました。
写 私、1969年生まれなんですが、知らないですね……。
大崎 粉末ジュースの元祖といわれる「渡辺ジュースの素」の発売が1958年。一世を風靡したんですが、1969年に人工甘味料が問題視され、販売ができなくなったんです。でも、この箱を見ると懐かしく思う人は多いと思いますよ。
写 右奥の箱はずいぶん古い。戦前のものですね。
大崎 渡辺製菓は大正時代の創業で、ガムや飴を作っていたようです。「ジュースの素」以外にも、粉末の「ソフトコーヒー」や、先代の林家三平さんが宣伝していた「即席ぜんざい」を製造していました。
写 粉末ジュースといえば、駄菓子のイメージですね。
大崎 缶ジュースとはひと味違う、たまに飲みたくなる味ですよね。さて、この連載は、今回で一旦区切りとさせていただきます。まだまだ紹介したいコレクションがあるので、また春にお会いしましょう!
おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔の昭和アイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める
写真・梅基展央